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2021年9月12日号
芸能 再びの不義理で再起できず? コンビ解散宮迫博之の瀬戸際
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 お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の解散を発表した宮迫(みやさこ)博之(51)が、ユーチューブチャンネル動画配信を一時、休止した。解散をめぐる態度に芸人仲間から集中砲火を浴びたうえ、所属していた吉本興業最大の功労者への不義理も重なり、再起は難しいとの声が上がっている。

 宮迫は8月17日、吉本のユーチューブチャンネルとABEMAで『アメトーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会』を配信。相方の蛍原(ほとはら)徹(53)は宮迫に解散を申し入れた理由について、宮迫のユーチューブチャンネル開設を挙げた。

「ユーチューブ開設に対して吉本が反対していた。しかし、蛍原に内緒でチャンネルを開設し、自分勝手な宮迫の言動に愛想を尽かした」(吉本関係者)

 宮迫は闇営業問題で吉本から契約解除されたにもかかわらず、テレビ復帰に執念を燃やし、吉本復帰を願望。しかし、吉本の大﨑洋会長は「戻らんでええよ」とケンもホロロに拒絶した。

「その後、吉本は所属芸人に対して宮迫のユーチューブチャンネルに出演するなら事務所を通せと通達。契約解除されたにもかかわらず、吉本の芸人を利用するやり方を許せなかった」(吉本元社員)

 自らの行動を反省したのか、宮迫は解散会見から3日後の8月20日にユーチューブチャンネル動画配信を一時、中止すると発表した。しかし、そのタイミングが悪かった。

「宮迫が発表を配信したのは午後8時。その3時間前には、笑福亭仁鶴(にかく)さんの訃報が流れていた。仁鶴さんは昭和を代表する関西の落語家で、吉本の最大の功労者として特別顧問を務めていた。吉本に関係した人物が、自分のニュースを優先する。開いた口が塞がりません」(吉本役員)

 今のままでは、宮迫のユーチューブチャンネルを再開しても、出演するタレントはどれほどいるか。宮迫の前途は多難だ。(本多 圭)

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