サンデー毎日

スポーツ・芸能
News Navi
2021年8月29日号
芸能 日テレが24時間テレビを"強行" 永野芽郁ら感染で現場戦々恐々
loading...

 新型コロナの感染拡大が止まらない中、8月21、22日に日本テレビの恒例のチャリティ番組「24時間テレビ44 想い〜世界は、きっと変わる。」が放送される。しかし、出演予定者らに感染者続出で、現場は戦々恐々としている。

「今年の3月、日テレの小杉善信社長(当時)は『今年もどんな形でもやる』と断言しましたが、感染者は増加の一途を辿(たど)っている。不安を抱えて、準備作業に追われているスタッフもいます」(制作スタッフ)

 24時間テレビは昨年同様に、東京・両国国技館から無観客で生放送される。今年は人気アイドルグループ「King&Prince」がメインパーソナリティーを務める。

「番組に出演予定で日テレの東京五輪のスペシャルサポーターを務める予定だったお笑いコンビ『くりぃむしちゅー』の上田晋也(51)が7月24日にコロナに感染。22日には同局系『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』に主演している女優の永野芽郁(めい)(21)が感染。ドラマ班は24時間テレビでも使う感染対策マニュアルを適用している。それなのに感染した」(ドラマ関係者)

 7月26日には「news zero」のキャスターの河出奈都美アナ(25)、31日には報道局の20代の男性記者がコロナに感染した。

「上田は放送までには復帰できる見通しですが、現場からは次の感染は誰?と不安の声が上がっています」(前出の制作スタッフ)

 最近、感染者の中心は高齢者から、20〜50代に移っている。この年代は24時間テレビの制作スタッフと合致する。

 下請けの制作会社のスタッフは「スタッフは去年同様に500人前後で、通常より減らしています。スタッフの中には、家族を守ろうと自腹で一人暮らしを始めた者もいるようです」と窮状を訴える。日テレはスタッフへの責任について、考え直す必要がありそうだ。

(本多圭)

うさぎとマツコの人生相談
週刊エコノミストOnline
Newsがわかる
政治・社会
くらし・健康
国際
スポーツ・芸能
対談
コラム