<1冊丸ごと心と体の爽健トリセツ 2020年新・健康読本>
◇健康 痛みとりシール/健康365 そばのスプラウト/日経ヘルス ショウガ白湯/はつらつ元氣 あたまゴシゴシ/わかさ かかとタオルこすり
世は健康ブームが続く。百花繚乱とばかりに次から次へと現れる健康法に右往左往する読者も多いのでは? そこで、この年末年始を機にスタートしたい最新情報決定版です!
人生100年時代、さまざまな健康医療情報が飛び交う中、〝手軽で安価で持続できる〟健康法がますます求められている。
そこで、本誌2018年6月10日号で特集し好評を得た、健康雑誌編集長がすすめる健康法のバージョンアップ版をお届けしたい。ここ1年ほどで人気だった健康法、健康情報のプロ自らが実践する健康法、そしてオリンピックイヤーの2020年に流行しそうな健康キーワードを予測してもらった。
人気健康法ベスト5は150㌻からの表で紹介。まずは各編集長が実践する健康法について紹介したい。
「心がけているのは自律神経のバランス、筋肉の若さ、血管の若さを保つこと」
読者層は60歳以上が7割、女性読者が7割を占める『わかさ』編集主幹の石井弘行さん(55)は、自身の健康法をそう話す。
「まずは『ハイカラ呼吸』。僕自身が名付けたのですが、肺から酸素をゆっくりと吐ききり、肺を空にするイメージの呼吸法です。吐いたら鼻から息を吸うのを3回。緊張やストレスは、自律神経の交感神経が優位になって血管が収縮します。すると、血流が悪くなり体によくなく免疫力も落ちる。一方、体をリラックスさせる副交感神経を優位にするには息を吐くことが最も簡単なんです」
肺に酸素をたっぷり取り入れると、血管を広げるプロスタグランジンという物質が増えるという。石井さんは仕事中、半日に1回は行うという。
さらに指で片方の鼻の穴を押さえてゆっくり呼吸する「片鼻呼吸」も実践。「鼻の粘膜から血管を広げる一酸化窒素が増えることにより、血流がよくなり頭もすっきりします。ヨガの呼吸法の一種で、1日数回やります」
石井さんは他にも「片足ハーフスクワット」「糖質ゆる制限」やアマニ油の摂取など、筋肉と血管の若さを保つ健康法を実践している。