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2019年12月29日号
明暗を分かつ〝闇営業〟の2人 多難の宮迫に、復帰見えた田村
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年も押し詰まるなか、闇営業問題で謹慎状態が続く「雨上がり決死隊」の宮迫博之(49)と、「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮(47)の2人の明暗が分かれた。バラエティー番組関係者が明かす。

「宮迫はお笑い界の大御所の明石家さんまのサポートで復帰間近と見られていましたが、暗礁に乗り上げています。一方、引退も噂(うわさ)されていた田村は、相方の田村淳が救いの手を差し伸べたことで復帰は早まりそうです」

宮迫、田村ら芸人が反社会的勢力の忘年会に出席していた闇営業が発覚したのは今年6月のこと。2人は所属の吉本興業から謹慎処分を受けた。吉本から釘(くぎ)を刺されながらも、2人は謝罪会見を強行。岡本昭彦社長からのパワハラを暴露して吉本を震撼(しんかん)させた。

「結局、岡本社長は2人の処分を撤回。吉本側は再三、2人に話し合いを求めましたが拒絶されたまま。先輩のさんまが中ぶらりん状態の宮迫を、自分の個人事務所の預かりとして、〝歓迎パーティー〟まで開催。さんま絡みの仕事で復帰するという情報も飛び交いました」(元吉本社員)

これに、吉本が宮迫の肖像権を盾にとってテレビ局に映像使用禁止を通達したという話が流れた。吉本は全面否定だが、ここにきてさんまの動きはピタッと止まった。

「宮迫は処分保留のままです。吉本としては、宮迫は所属のタレントという認識なんです。さんまとしては、吉本を辞めていない宮迫をサポートするわけにはいかない。吉本との話し合いのテーブルに着いて進退を明らかにしない限り、復帰は険しい」(同)

一方、処分は撤回されたものの、意欲の喪失から引退もささやかれていた田村。相方の淳が新会社を設立したことで復帰の道が開けた。

「新会社に田村を所属させ、その会社が吉本と専属エージェント契約を結ぶ。淳が復帰の道筋を作ったんです」(お笑い関係者)

宮迫よ、さんまに頼らず、年内に吉本とケジメをつけたほうが賢明だ。(本多圭)

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