サンデー毎日

政治・社会
News Navi
2019年12月22日号
タワーや下町名物が球体に凝縮 手のひらサイズのTOKYO!
loading...

クリスマスのシーズンになると、街角の店先やテレビのコマーシャルで頻繁に目にする「スノードーム」。

スノードームと聞いてピンとこない方もいるかもしれない。ミニチュアの街並みなどが詰め込まれ、水で満たされたガラスやプラスチックの透明な球体を逆さまにするとチラホラ雪が舞う......。それがスノードームだ。元祖は19世紀末のパリ万博に出品されたエッフェル塔のスノードームとされる。大好評を博して人気は世界中に飛び火した。

日本でも戦後の一時期、スノードームづくりが盛んになり、輸出品として外貨獲得に貢献した。けれどもこの半世紀ほどは、スノードームといえば輸入品という時代が続いている。

そんな中でオリジナル・スノードームづくりに力を注いでいる企業がある。クールラッシュ(http://www.coolrash.com/)である。力士が塩をまく場面をドームに詰め込んだ「スモードーム」はファンのあいだで話題を呼んだものだ。何ともユニークなクールラッシュがこのほど新作2点を発表した(写真)。

一つは国会議事堂やスカイツリー、東京タワーなど、はとバスツアーでお馴染(なじ)みの東京のランドマークをギッシリと詰め込んだガラス製の「COOL TOKYO!」(1600円・税別)。もう一つが東京タワーを中心に、海外からの観光客に人気急上昇の東京・合羽橋のニイミ洋食器店のジャンボコック・ビルや昔懐かしいチンドン屋、対峙(たいじ)するパンダと力士などを配し、東京のポップな魅力をギュッと詰め込んだプラスチック製の「FUN!TOKYO!」(1500円・同)だ。

東京・銀座LOFT、六本木の国立新美術館のミュージアムショップやAmazonなどで販売されている。

欧米では、スノードームは「楽しい旅の思い出」としてポピュラーな土産物になっているとか。

この冬、アナタの机にお一ついかが?(車谷子門)

うさぎとマツコの人生相談
週刊エコノミストOnline
Newsがわかる
政治・社会
くらし・健康
国際
スポーツ・芸能
対談
コラム