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2019年11月24日号
さっちゃんの紅白返り咲きは?手ごわい芸能界の"ラスボス"
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令和初で今年節目の70回を数える「NHK紅白歌合戦」。間もなく出場歌手が決まるが、当落の行方で注目を集めているのが、ベテランの小林幸子(65)と、男性歌謡コーラスグループの純烈だ。

「小林は4年前に一度返り咲きましたが、その後は涙をのみました。今年はデビュー55周年の記念すべき年。それだけに花を添えたいところでしょう」(スポーツ紙記者)

毎年、紅白に超豪華なド派手衣装で出演していた小林は2012年、所属事務所の女性社長と専務を解雇したことでお家騒動が勃発。社長と専務が〝芸能界のドン〟と呼ばれる大手プロ社長を味方につけたことで、小林は干されることに。紅白連続出場は33回でストップした。

だが、ど根性の持ち主、小林はめげなかった。音楽ネット配信関係者が話す。

「活動の力点を動画配信に移したんです。ネットユーザーは小林の歌唱力に圧倒され、ド派手な衣装に度肝を抜かれました。コンピューターゲームのラストに出てくるボスキャラに似ていることから〝ラスボス〟と呼ばれて人気です」

ネットで支持を集め、加えて今年は記念すべき年。〝華〟があることは衆目の一致するところ。返り咲きは確実――と見る芸能ウオッチャーは少なくない。しかし、紅白の内情に詳しい関係者は明かす。

「厳しいのでは......。小林は4月に放送された『総決算!平成紅白歌合戦』に出演したんですが、NHK側はそれを材料に〝本戦〟の紅白は諦めるように説得すると聞いてます」

小林にとっての〝ラスボス〟は手ごわい!?

一方、昨年初出場を果たした純烈。メンバーの友井雄亮の女性問題が発覚、友井は脱退したが、男性グループにとって、女性醜聞は致命的。2年連続出場は絶望視されている。ところが......。「純烈のバックに紅白に絶大な影響力を持つ大手プロ社長がついている。連続出場の可能性は消えていません」(前出関係者)。今年も一般視聴者の声が反映されない紅白の人選になりそうだ。(本多圭)

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