ジャニーズ事務所を退所した元関ジャニ∞の錦戸亮（34）が吉本興業に移籍するのでは―という話が芸能界を駆けめぐっている。ジャニーズから吉本へ。何とも意外な組み合わせだが、大手プロダクションの関係者がこう解説する。
「関西出身の錦戸は以前から"吉本新喜劇のファン"を公言していました。その彼が新喜劇のマドンナ的存在の金原早苗（きんばらさなえ）（32）との交際がささやかれてから、移籍説が現実味を帯びてきたんです」
実は、今年3月に錦戸の関ジャニ∞脱退説が流れたころから、水面下では大手プロによる争奪戦が始まっていたという。
「錦戸は他のメンバーと話し合い、脱退の発表は関ジャニ∞ドームツアー終了後の9月3日と見られていたんです」（スポーツ紙記者）
事態は思わぬ方向に展開する。7月9日にジャニーズ総帥のジャニー喜多川氏が急死。事務所側はセレモニーなどが落ち着くまで、脱退発表は待つよう説得したものの、錦戸は「お別れの会」の翌日（9月5日）、事務所退所を発表した。喧嘩（けんか）を売るような格好となり、ジャニーズとの軋轢（あつれき）を恐れた大手プロは静観していると見られていた。
そこに浮上したのが吉本興業である。伏線があった。演芸ジャーナリストが明かす。
「昨年暮れに週刊誌記者を名乗る人物がネットで、錦戸と金原の熱愛情報を流したんです。真偽不明だったのですが、今年9月下旬、関西のローカル番組で吉本所属のタレントが、匿名ながらも錦戸と金原の交際説をにおわせたため、がぜん真実味をもって語られ始めています。それがめぐりめぐって、金原つながりで錦戸が吉本に移籍するという話につながっているんです」
お家騒動後、吉本は事務所の改革に乗り出して、映画やドラマの分野も強化している。ドラマの需要がある錦戸は吉本にとって大歓迎だろう。錦戸の去就に目が離せない。（本多圭）
