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2019年10月 6日号
生活習慣病もフレイル(介護予備軍)も"撃退"! 減塩でも満足の奇跡のレシピ
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食べる喜びは何物にも代えがたい。だが、おいしさばかりを求めれば、待っているのは肥満や生活習慣病。そのリスクは年齢と共に上昇する。そこはおいしくても太らず病気にもならない食事で健康を維持したい。必要な栄養素から減塩や調理の工夫までを一挙公開。

世界に冠たる「平均寿命」を誇り、長寿国となった日本。だが、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱して以来、寝たきりになったり介護を受けることなく過ごせる「健康寿命」が重視されるようになってきた。

厚生労働省によると、16年の男性の健康寿命は72・14歳、女性が74・79歳。前回(13年)に比べ、男性が0・95歳、女性が0・58歳延び、01年の69・40歳(男性)、72・65歳(女性)に比べても着実に延伸している。

だが、悲しいかな「健康寿命=平均寿命」ではない。「平均寿命─健康寿命=不健康な期間」で、男女ともこの時代が10年ほど続くのが現実だ。厚労省は40年までに、健康寿命を16年比で3年以上延伸することを目標にしている。すでに平均寿命と健康寿命の差は縮小傾向にあり、同省は食生活改善が寄与していると分析する。

ならば毎日の食事をどう改善すればいいのか。まずは年齢と共に代謝が落ち、必要な栄養素が変わってくることを知る必要があるだろう。簡単なレシピと併せてお伝えしたい。

◇WHO推奨を超える塩分摂取はスパイス多用や「表面味」で減塩を

昨年の日本人の死因は1がん2心疾患3老衰4脳血管疾患の順だった。老衰は別として共通した危険因子となるのが動脈硬化症や高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病だ。心がけるべきは減塩である。

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