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2018年9月23日号
米国 メラニア夫人「離婚望んでいる」米元高官の暴露本で不仲説再燃
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トランプ米政権の大統領補佐官を1月に辞任したオマロサ・マニゴールト氏の暴露本『UNHINGED(タガが外れて)』が連日、全米で話題になっている。同書は「1時間以上も軟禁状態にされて辞職を迫られた」などと政権の"やり口"についても触れているが、注目を集めているのが「メラニア夫人は大統領と離婚したがっている」というくだりだ。

同書によると、メラニア夫人がすぐに離婚しないのは、大統領である夫が権力を行使して夫人を国外退去処分にするのではないかと恐れているためだという。マニゴールト氏は〈夫人は大統領任期が終わり、ホワイトハウスから解放されて、晴れて離婚できる日を指折り数えて待っている〉と記している。
夫人が離婚を望む理由は何か。マニゴールト氏によると、もちろん大統領を巡る度重なる不倫報道、最近では隠し子疑惑まで出てきたことだ。見た目とは裏腹に慎重な性格で、夫の2020年大統領選の出馬にも反対の立場といわれる。振り返れば、テキサス州の児童収容施設への訪問で「私はどうでもいいわ」とプリントされたジャケットを着用するなど、これまでも夫との不仲説が絶えなかった。
一方、ホワイトハウスは「マニゴールト氏とメラニア夫人との接点はほとんどなく、本に書かれていることは全くのでたらめ」と批判。「トランプ氏の愛人」として話題になったストーミー・ダニエルズさんが「彼女はもしかしたら幸せかもしれない。そっとしておいてあげればいいのに」と発言。なぜかメラニア夫人を擁護するなど、暴露本を巡る論議は尽きることがない。
同書によると、そもそもトランプ大統領はスロベニア出身のメラニア夫人を入国させるために、通称「アインシュタイン・ビザ」と呼ばれる"優れた才能"の持ち主だけに認められる特別ビザを「ありとあらゆるコネを使って取得させた」という。果たしてメラニア夫人の真意はどうなのか。
(土方細秩子)

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