サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2021年2月 7日号
「ピンチはチャンス」とはよく言ったもので...=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/681

 コロナや日本海側の大雪などさまざまな厳しい状況が続いていますが、そんな中、発想を転換して、この負の状況を乗り越える、あるいは愉(たの)しむこともできる、かもしれません。今週は「ピンチのときの発想転換法」です。

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「ピンチになったら、まず歌う。そして踊る。これ、高校時代の親友に教えてもらった方法。本当にプラス効果が出るので、最近は私、歌うと踊るを一緒に、例えばNiziUの真似(まね)したり、ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンになりきってます」(アパレル・25歳)

「これはピンチだぁぁぁぁ、というときは占いに走ります。そういうときは占師さんにもいいこと言われないんですが、でも、これからを示唆してくれたり、今後来るかもしれない素敵(すてき)な未来を教えてもらえるから」(商社・28歳)

「自分のいいところを100個書き出す。B4の紙にショッキングピンクのペンで書いていきます。100個ってけっこう大変そうですが、誰にも見られない自分だけの自分へのエールと思うと、けっこう書けちゃうものですよ。オススメです」(商社・26歳)

「渋滞をピンチと思うかどうかですが、渋滞のときは一緒にいる人たちとしりとり歌合戦します。これ、けっこう盛り上がるし、なんならもっと渋滞でもいいや、という気分になります」(情報処理・27歳)

「ピンチ!と思ったら、まず体を動かします。走る、(バイクを)漕(こ)ぐ、(テニスなどでボールを)打つ、とハードめなスポーツを。体が疲れたらよく眠れて、ピンチを忘れることができるし、体も鍛えられるし」(コンサル・28歳)

「よくあるのは『これも自分を成長させる苦難』と思うこと。でも、それはやっぱりキレイごとですねぇ(笑)、やってはみますが、10回に1度くらいしか成功しません」(PR・27歳)

「元カレが親友と浮気したとき、『よかった~、カレの真実が分かって。そのまま付き合って、結婚でもしたら大変なことになってたわぁ』と思い込む努力をしました。結果、正解!」(飲料水・28歳)

「コロナ禍、自宅にいる時間が増えたので、母に料理のイロハから教えてもらっています。かな~り美味(おい)しいお出汁(だし)もとれるようになって、オーブンでチキンも焼けるようになりました。いつでも嫁に行けます(笑)」(IT・27歳)

「コロナ前は毎日深酒接待、平均睡眠時間3時間で通勤片道1時間半がデフォルトでした。が、コロナで8割テレワークの接待中止になり、睡眠時間は平均6時間、お酒もたしなむ程度。いたって体調良し! コロナは不自由ですが、コロナが終わってもこんな日々を過ごしたいというのが本音です」(ゼネコン・27歳)

「仕事で失敗して異動になったとき、先輩が『かえって良かったじゃん、この部署ならじっくり仕事に取り組めるよ』と。気持ちが軽くなり、『そうだ』と切り替えた瞬間に大きな仕事がうまくいきました」(コンサル・28歳)

   ◇   ◇   ◇

 発想転換のうまい人ほど、ピンチに強いような気がします。

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