サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2020年8月 2日号
ワタシ的にはエコなつもりですが何か=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/656

7月からレジ袋の有料化が始まっています。地球のためとは分かっちゃいますが、賛否両論いろいろございます。

◇ ◇ ◇

「有料化は致し方ないにしても、同じ2円とか3円でビニールの質が違い過ぎるのはいかがなものか、と思います。あるスーパーは分厚くて上質、ある100円ショップは向こうが透けて見えるくらいペラペラ。こうなってくると、上質なレジ袋を買えるスーパーに行きたくなります」(飲料水・27歳)

「コンビニで外国人の店員さんが『レジ袋いりますかぁ?』と聞いてきます。彼らはただでも慣れない日本でたくさんの業務を強いられているのに、またひとつ台詞(せりふ)が増えて気の毒です。コロナ禍だし、できるだけ言葉発したくないだろうに」(IT・27歳)

「マンションのごみ置き場に毎日ゴミを出せるので、大きなごみ袋は購入したことがなく、いつもレジ袋をごみ袋にしていました。タダだったのに、それが有料になるのはキツい。塵(ちり)もつもれば、です」(ゼネコン・27歳)

「レジ袋にも消費税かかってるのかな?」(アパレル・23歳)

「会社のあるビルにコンビニが入っていて、残業時の夕食や夜食はいつもそこでチーム全員の食事を大量買いしています。レジ袋が有料になったのは仕方がないとしても、そのコンビニでは品物も自分で詰めるシステムに変わって、お金は払うわ手間はかかるわで、なんだかなぁという感じ。今までは店員さんが袋詰めしてくれていましたが、あれってけっこう時間がかかるのですね」(PR・24歳)

「以前はあまり使わなかったのに、カワイイからとエコバッグを買いまくっていて(海外旅行のお土産とか)、それらがやっと日の目を見るときが来ました! それは嬉(うれ)しいのですが、週1のスーパーではエコバッグ1つじゃ足りない。エコバッグ2つ抱えてる自分の姿がすっかりオバチャンで悲しい」(エネルギー・26歳)

「先日、スーパーでレジ袋の代わりに風呂敷を持っていたマダムがいました。ささっと大判の風呂敷を広げて、キレイに品物を置いて、静かに包んで、お店を出ていきましたが、一連の動作が静かでエレガント。日本人さすが!と思いました」(商社・27歳)

「近所のスーパーで2円のレジ袋大が分厚くて大きくて使い勝手がいい。今までもそこのレジ袋が欲しくて買い物をすることがありました。そういうお客さんが多いのかなと思ったのは、先日『レジ袋大10枚』と言っていたおばちゃんがいたから。そうよね、そうよね、以前はタダだったけど、10枚20円になっても欲しいよね、と共感しました」(物流・25歳)

「2円とか3円とか高いと言う人が多いけど、私は安く感じますが。高いと思う人はエコバッグで。私はレジ袋購入派です」(人材派遣・28歳)

「コンビニやスーパーに行くときは溜(た)まっているレジ袋を持って行っています。それがいちばんエコなのでは?」(通信・28歳)

◇ ◇ ◇

「レジ袋が有料化になっても購入する」と答えたOLが66%でした。

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