サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2019年12月29日号
職場の「2019年流行語」=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/627

今年の新語・流行語大賞の年間大賞はラグビー・ワールドカップ日本代表のスローガン「ワンチーム」となりました。さて、OL業界の流行語は何だったのでしょう?

   ◇   ◇   ◇
「初夏から夏場にはやっていたのは『令和ですから~』。誰かがちょっとした失敗をすると『令和ですから~』、何かいいことがあると『令和ですから~』、おかしなことを言う上司にも『令和ですから~』みたいに使っていました。当時、失笑率100%の言葉でした」(不動産・26歳)
「はやったのは『性欲は強いほう』。そうです、原田龍二さまの不倫謝罪会見でのお言葉。ウケました。なので、合コンや飲み会の席で聞かれていないのに『はい、性欲は強いほうです』と言う男子が出没し、笑いを取っていました」
(商社・25歳)
「美容にいそしむときに『トマトはトスカーナバイオレット!』とまず言ってから、というのがはやっています。たとえば、同僚と仕事帰りにリフレクソロジーに行く際に『そろそろトマトはトスカーナバイオレット!参りますか』というふうに使います。コレ言うと、思わず笑いながら気合が入るという魔法の言葉!あ、由来は田中みな実です。彼女、トマトはトスカーナバイオレットを食べているらしいです」(商社・28歳)
「ラグビー・ワールドカップの時期にはチームリーダーが何とかの一つ覚えみたいに『ワンチーム』と言っていました。そして今は『笑わない男』がはやっています。ほんとに笑わない後輩(男子)は日に何度も言われていて、でも、まったく笑いません。さすが!」
(エネルギー・27歳)
「やっぱり『タピる』ですかね~。みんなタピオカ大好きなわけですが、40歳以上の先輩女子が『一緒にタピる?』とか言うと、若作りに感じてしまうのは、意地悪?」
(ゼネコン・23歳)
「上半期は『後悔などあろうはずがありません』byイチローがヒットしていました。春の異動の時期にはやった言葉なので、送別会のときに、送られる人が『この部で3年、いい仲間といい仕事ができて後悔などあろうはずがありません』的に使っていましたが、秋の送別会である上司が使ったときは、皆で『懐かし~』と言ってしまいました」(飲料水・28歳)
「『テレワーク』です。真新しい言葉ではありませんが、今年の春から弊社は週3テレワークが認められたので、社内ではテレワークという言葉が飛び交っていました」
(IT・25歳)
「『ハンドクラップダンス』!きちんとダンスをすれば2週間で10キロ痩せると言われて大はやりしました。もちろん、私もやりましたが、10キロは無理。でも2週間で3キロ痩せました。もう飽きてやっていませんが」(通信・28歳)
「『平成最後の』と『令和最初の』は私も周りも何度も使いました。そういう意味ではメモリアルな一年でしたね」(広告・28歳)
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OL流行語として集まった言葉は51個。すべてをご紹介できずに残念です。来年の流行語は何になるでしょう?きっと五輪関係?

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