OL400人は考える・それってどうよ！？／605＝池野佐知子
最近、「箸の持ち方でお里が知れる」とネット上で話題になっているようですが、私も箸の持ち方がおかしくて、若い頃、飲み屋で隣のおじさんに「なんだ！その箸の持ち方は！」と手をバシーンとはたかれた経験があります。
今週は"お里が知れる"あんなこと、こんなこと。
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「サンダルの季節だったのですが、よそのお宅にお邪魔したときに、バッグから靴下を出してはいた友達がいました。私は裸足のままで、お恥ずかしい限りでした」
（物流・25歳）
「和食を食べに行ったとき、カレがものすごくキレイに魚を食べたんです。骨が形を崩さずにきれいに残っている感じ。私はといえばグッチャグチャで、魚の食べ方ってお里が知れますよね」
（コンピューター・27歳）
「仕事でお世話になった若い女の子から、そりゃもう美しい文字（しかも縦書き！）でお礼状をいただきました。私、最後に手紙を書いたのはいつかなぁと思ったら、小学生のときと気づいて、彼女との差に愕然（がくぜん）。以来、彼女を師匠と仰いでいます」（広告・28歳）
「お里のいい方々って歯が本当にきれい。歯並びよく、白く、子どもの頃からお手入れが行き届いている感じです。対してわたくし。歯並びぐちゃぐちゃ、煙草（たばこ）を吸うわけでもないのになんだか黄ばんでいる。恥ずかしくて口開けて笑えません」（エネルギー・26歳）
「靴を脱いですぐに向きを変えてそろえる男性がいたのですが、その動作が非常にスムーズ。慌てて私もまねをしましたが、たったそれだけのことなのに動きがギクシャクして、この人とは育ちが違い過ぎると思いました（笑）」
（文具メーカー・26歳）
「食事をしていて、何気なくテーブルの下を見たら、ハイヒールをつま先にかけてブラブラさせていた女性がいたんです。あぁいうのって、いわゆるお里が知れるというアクションかなと」
（スポーツメーカー・25歳）
「小学5年生の姪（めい）の鉛筆の持ち方がヘン。人さし指と中指の付け根で持っています。あれでまともな字が書けるのかと思いましたが、本人慣れているみたいできちんと文字にはなっていました。姪の母（姉）は『書ければいいかなって』と呑気（のんき）なものです」（家電・27歳）
「電車でお化粧をしている人を見ると、お里が知れるなぁと思ってしまう古いわたくし」
（コンサル・29歳）
「私は最近ハンカチを持ちません。トイレにも洗面所にも風で乾かす機械やペーパータオルがついているので。ところが、後輩ちゃんがきれいにアイロンのかかった上品なハンカチを使っていたんです。わぁ～、これこそ育ちだ！と自分を恥じました」（飲料水・26歳）
「旅行すると分かるのですが、生活音が異常に大きな人っています。ドアをバタンと閉めるとか、コップをガチャッと置くとか、トランクをどんと置くとか。それって、やはりお里が知れる」（商社・27歳）
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お里が知れることって、たくさんありますが、人のふり見てわがふり直せ、ですね。
