サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2019年2月17日号
平成最後のバレンタインデー
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OL400人は考える・それってどうよ!?/584=池野佐知子

平成最後の1月はアッという間に終わり、いよいよ今年もバレンタインデーが近づいてきました。バレンタインってすでに遺物?という声も聞こえますが、「今年、本命・義理など含めて、チョコレートを用意する」OLは82%。まだまだバレンタインはOLたちの年中行事のようです。
  ◇   ◇   ◇
「去年、新人ちゃんが『私、義理チョコはお渡ししますけれど、本当にお世話になっている先輩や上司に対してだけ、にいたします』と言葉は丁寧に、でも大胆発言をして、実際先輩2人と上司1人にだけ(義理チョコを)あげていました。あの宣言下でもらった人たちは本当にうれしそうでした。もらえなかった大多数は『今年こそ!』と思っているふうありあり。なんだか笑えます」(石油・25歳)
「部内男性にはみんなでお金を500円ずつ出し合って、高級チョコレートを1箱プレゼント。誰が誰にあげるとか面倒なので、このシステム、気に入っています」
(商社・26歳)
「毎年ファミチョコとして父と兄にあげますが、父は私がプレゼントしたチョコレートを毎年1カ月かけて食べています。『なんだか泣けてくる』んだそうです」
(エネルギー・25歳)
「義理チョコも6年も付き合っているカレへの本命チョコもテキトーなんですが、緊張するのは友チョコ。お世話になっている女性の先輩や友達にプレゼントするチョコはセンスを問われる。毎年年明けから雑誌やサイトをチェック。味とルックスがかみ合ったものを選び抜きます。ある種、自分を試されている気分」(アパレル・26歳)
「毎年、経費も出ないし、かといってバレンタインをスルーはできないしで、2万~3万円のご散財。だって営業先、おじさんばっかなんです。1週間程度かけてせっせとチョコレートを配り、エビでタイを釣ってます(営業成績アップ!)。そういえば、プライベートなバレンタインって社会人になってからしていない気が......。ムナシイ」(人材派遣・26歳)
「会社では3年ほど前に先輩がビシッと『今年からバレンタインは廃止で~す。でもホワイトデーは廃止じゃありませ~ん』と言って、ホワイトデーだけが弊社の年中行事となりました」(PR・28歳)
「義理チョコと偽りながら、地味に本命チョコが行き交っているわが社。狙われている男子は義理と言われながら、かな~り高価なチョコレートを山ほどもらっています。社内恋愛、お盛んなんです、弊社」(IT・25歳)
「学生でなくてもバレンタインは告白系。3000円くらいのセンスのいいチョコレートで告白してうまくいった友達複数。年を重ねるごとに恋愛の始め方が分からないので、バレンタインはありがたいです」(薬品・24歳)
「今年はどんなチョコレートにしようかなぁと、この時期、自分チョコ選びに奔走。今年の予算は5000円です」(商社・28歳)
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「男性からチョコレートをもらう逆チョコ経験あり」OLは89%。義理チョコ予算は500~1000円が最も多く、42%でした。
(イラスト・千原櫻子)

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