サンデー毎日

対談
艶もたけなわ
2020年4月19日号
柴田理恵 女優
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阿木燿子の艶もたけなわ/297

第234回にご登場いただいた久本雅美さんとともに、「WAHAHA本舗」の二大女優として全国的な知名度を誇る、柴田さん。大きな影響を受けた母のこと、久本さんとの出会い、そして毎年恒例の全国公演ツアーのことまで、テレビでもおなじみの明るい笑顔と大きな笑い声で、楽しくお話しして下さいました。

◇舞台では自分が楽しまなければ、お客様も楽しんで下さいませんね。

◇お母様はかなりユニークな方で、猿と取っ組み合いの喧嘩をなさったとか。

◇当時貴重品だった眼鏡を猿に取られて、取り返そうとして、格闘になったんです。

阿木 お着物、よくお似合いですね。お好きなんですよね。

柴田 好きですけど、そんな高価なものは持ってないんです。叔母や母のお下がりが多くて。

阿木 帯とのマッチングが、とてもシック。

柴田 ありがとうございます。嬉(うれ)しいです。そういえば阿木さんは大学の先輩。

阿木 明治大学のね。でも、かなり年が上で(笑)。

柴田 いや、そんなことないですよ。「宇崎竜童とダウン・タウン・ブギウギ・バンド」が初めて、明大でコンサートをやった時、私、大学の1年生だったんですが、観に行きましたもの。

阿木 ありがとうございました。明大と言えば、柴田さんのご主人も明大で、お二人は同級生。

柴田 そうです。うちのは商学部で、私は文学部演劇学科。

阿木 お二人は結婚して、どのくらい?

柴田 えーと、28の時なので、68から24を引いて......。

阿木 それ、簡単な算数(笑)。

柴田 計算、私、全然駄目なんです(笑)。彼とは同じ演劇研究部の同級生で、大学の3年生くらいから付き合い始めたんです。それからずっと一緒に居るんですが、大学を出て私は「劇団東京ヴォードヴィルショー」という劇団に入り、彼は唐十郎さんが主宰なさっていた「状況劇場」に入ったんです。で、後々、彼は舞台を作る方に回り、私は久本雅美らと「WAHAHA本舗」を立ち上げたんです。

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