1月27日に行われたフジテレビの「やり直し会見」でも真相解明には至らなかった元SMAPのリーダー、中居正広（52）の女性トラブル。フジテレビの存続問題にまで発展しているが、その〝余波〟として、中居が「親友」と公言していたダウンタウンの松本人志（61）にも波及している。
お笑い関係者が語る。
「とても松本に話しかけられる状態ではありません。彼はこれまでもトラブルが起きるとモチベーションが下がって立ち直るのに時間がかかった。一体どうなるか」
中居と松本といえば、2000年4月期に放送された日本テレビ系の土曜ドラマ「伝説の教師」でダブル主演したのがきっかけで、プライベートな交際に発展。25年来の付き合いになる。
「16年末にSMAPが解散する際、中居の去就が注目された時も親身になって相談に乗ったのが松本。一方、19年に吉本芸人たちの〝闇営業〟が社会問題になった時には、中居が松本と後輩芸人の仲介役を買って出た。互いに信頼し合っているのは間違いない」（同）
22年には中居が体調不良で休業を噂（うわさ）されながらも復帰。二人の希望でスタートしたのがフジテレビ系のバラエティートーク番組「まつもtoなかい」だった。
「23年6月に放送された『まつもtoなかい』で、松本の〝この先、（俺は）どうやったら売れる？〟との質問に、中居は〝性の抑制を自分でコントロールできたら、もう一つ上のまっちゃんが現れると思うよ〟と指摘していました」（番組スタッフ）
ところが、〝性の抑制〟どころか二人とも女性トラブルが明らかになったのだ。
「23年暮れには松本が飲み会で女性に性的行為を強要したとする告発記事が『週刊文春』に報じられた。中居はそれについて弁護士を通じて〝松本氏の食事会などに参加したことはあります。その際に女性同席のこともありました〟と答えています」（芸能ライター）
前出のお笑い関係者は「松本は、文春への名誉棄損裁判に備えて活動休止したのですが、その時も中居に相談していた」と言う。
「その中居も、今回の女性トラブルについて、誰よりも先に松本に相談していたのです」
松本は、文春への訴えを取り下げて活動を再開しようとしたが、逆風は収まらず地上波復帰は頓挫。中居も女性トラブルの詳細が次々に暴かれ追い詰められた。
「中居は女性と〝示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても、支障なく続けられることになりました〟とコメントしたことで、炎上してしまった。それだけでなく、女性トラブルについてフジ幹部が関与したことをフジ側は否定し続けたため、会社の存続問題にまで発展したのです」（放送ライター）
結局、「全責任は私個人にあります」と中居が芸能界引退を発表―。前出のお笑い関係者が明かす。
「松本は、中居から今後の活動について相談を受けていました。その結果が引退。松本は相方の浜田雅功（まさとし）とYouTubeチャンネルをスタートする準備を進めている最中だけに、これからどうなるか......」と危惧する。
中居の電撃引退で、松本の動向も要注目だ。
（本多圭）
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◇ほんだ・けい
1948年、東京都生まれ。芸能取材歴30年以上。週刊誌記者などを経てフリーに。芸能、医療分野などを手がける。著書に『スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など
