サンデー毎日

対談
艶もたけなわ
2020年3月 8日号
今陽子 歌手・女優
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阿木燿子の艶もたけなわ/291

「ピンキーとキラーズ」のボーカリスト・ピンキーとして一世を風靡した、今陽子さん。パワフルな歌声は今も健在です。認知症を発症した母親を介護しながら、歌手、女優、モデルと活躍するバイタリティーの源は、なんと〝イケメン〟!?阿木さんと映画で共演した思い出や、大ヒット曲「恋の季節」にまつわる意外な秘話も、見逃せませんよ。

◇私、音楽に対しては、昔からずっと貪欲なんです。

◇お母様を介護なさることから、いろいろと学びがありましたか?

◇どんな人も必ず老いるんだという「人間の勉強」ができたのは大きいですね。

阿木 陽子さんと知り合ったのは、かれこれ30年以上前。私達、古いんですよね。

今 そう、燿子さんが主演なさった映画「夏草の女たち」で、ご一緒したのが初めてで。

阿木 恥ずかしながら、私がまだ女優をやらせて頂いていた頃に撮った作品で、落合恵子さんの自伝的小説が原作だったんですよね。

今 確か山口県のどこかの、だだっ広い野原にセットを建てて。

阿木 そう、終戦直後の設定だから、ひどいオンボロアパート。

今 そうそう。でも、今考えてみると、かなり豪華なキャスティングでしたよね。本田博太郎さん、高樹澪ちゃん、団時朗さんとか。亡くなられた古尾谷雅人さんが、燿子さんの恋人役。

うさぎとマツコの人生相談
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