サンデー毎日

対談
艶もたけなわ
2020年2月 9日号
桂文珍 落語家
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桂文珍 落語家

阿木燿子の艶もたけなわ/桂文珍 落語家

芸歴50年を超え、その話芸にますます磨きがかかる落語家、桂文珍さん。ここ十数年はメディアの第一線を退き、高座での落語上演や後進の育成に集中していますが、かつて多数のテレビ番組のレギュラーを抱えた愛すべきキャラクターや、大学で教鞭を執った博識ぶりは、今も健在です。笑いが絶えなかった対談の一部始終を、とくとご覧あれ!

◇僕の姿が消えても、そこに笑いが残る。そういうふうになりたいんです。

◇文珍さんがお作りになった新作落語は今やポピュラーな演目になりましたね。

◇有り難いことですが、他人のを見てると下手すぎてイライラしてきたりも(笑)。

文珍 僕、阿木さんと初めてのようには思えないのですが。

阿木 私も(笑)。今日はよろしくお願いします。東京と大阪を行ったり来たりですか?

文珍 今はね、交通の便がいいもんですから、ほとんど日帰りで。

阿木 そんなふうにお忙しくなさりながら、何と50年。

文珍 本当に長いこと、落語家をやらせて頂いてます。今日は何が面白いかというと、昔、僕もサンデー毎日さんのこのコーナーを、担当させて頂いたんですよ。

阿木 ええ、そうなんですか!? どのくらい前ですか?

文珍 ええと、鳥越俊太郎さんという人がおりまして、あれが編集長をやっていらっしゃった時です。あれが、なんて言ったらいけませんね。鳥越さんに編集部まで連れていかれて、「文珍君、何か面白い噺(はなし)をしなさい」とただで芸をやらされました(笑)。

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