サンデー毎日

コラム
青い空白い雲
2026年10月18日号
高市流〝立ち居振る舞い〟にみんなドギマギ?  
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牧太郎の青い空白い雲/1039

 この秋、〝超〟異常気象で、日本国中が「災害地」になっている。

 近くは、台風25号の影響で、あまり災害と縁がなかった東京周辺でも「土砂崩れ」「家屋損壊」「自動車水没」......。多くの人が被害を受けた。千葉県では8月の記録的な大雨で死者13人、負傷者47人、床上浸水1026棟、床下浸水3514棟。大災害だ。

 でも......。被害者の多くが淡々としている(ように見せる)。

 テレビの中継で「その時の模様は?」と聞かれると、彼らはごく冷静に「ここに50年間住んでいるが、こんなことは始めてです」などと冷静に説明する。

 テレビで見る限り、諸外国で災害が起きると、被災民は泣き叫ぶ......。これに比べ、日本では何十万円、何百万円の被害を受けているのに、人々はジタバタしない。

 なぜだろう?

 たぶん日ごろ、日本人は、そうあるべき〝立ち居振る舞い〟を身に付けているのだろう。一種の「覚悟」「品格」みたいなものだ。

 しかし、政治の世界ではいくぶん違う。

 先の内閣改造である。

 記者が高市早苗首相に「裏金議員を2人も入閣させたことで、多くの国民から批判の声が出ていますが?」と質問した。

 すると、高市さんは恐ろしい表情で「裏金議員ではなく不記載議員と言いなさい!」と記者を恫喝(どうかつ)?した。

 自民党の中では、「うっかり政治資金を記載しなかった」という〝微罪〟で片づけようとしているが......。世間ではこれを「裏金」というのに......高市さんの〝立ち居振る舞い〟が気になる。

 もう一つ、改造内閣の記念撮影。小泉進次郎防衛相が首相の横にいたのに......高市さん、わざわざ細野豪志復興相に「こっちに......」と手招き。その姿を熱〜く見つめてニヤニヤ......。

 当選回数で、彼を優遇した面もあるだろうけど、まるでホストクラブみたいだ(笑)。

 僕がこんな「想像」をするのは、高市さんが若い頃、自著でこんな「ステキ」なことを書いているからだ。

「朝、寝起きに熱いシャワーを浴びながら、彼が選んでくれた極上の赤ワインをいきなり飲み始める。バスローブのまま」

 こんなこと、普通の日本人なら「書かない秘密」なのに......。

 そんな高市さんに「手招き」された細野さん、ドギマギして、これ、セクハラじゃないか(笑)。

 まあ、彼女は何かにつけ「日本人離れ」しているんだろう。

 最近の日米首脳会談。高市さん、「ドナルド」「ドナルド」「ドナルド」と何度もファーストネームで呼んだが......。トランプ米大統領はちょっと迷惑そうに見えた。

 高市流〝立ち居振る舞い〟に、みんなドギマギしている(笑)。

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 ◇まき・たろう

 1944年生まれ。毎日新聞に入社後、社会部、政治部を経て『サンデー毎日』編集長に。宇野宗佑首相の女性醜聞やオウム真理教問題を取り上げる。現在、毎日新聞客員編集委員。ブログに「二代目・日本魁新聞社」がある

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