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2023年4月16日号
芸能 米倉涼子は決断するのか!? テレビ朝日「ドクターX〜」続編
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 テレビ朝日系の人気ドラマシリーズ「ドクターX〜外科医・大門未知子」の続編オファーの行方が注目されている。

 大門を演じる米倉涼子(47)といえば、Amazon Originalドラマの主演「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」が3月17日から世界同時配信され、話題を呼んでいる。

「昨年の米倉主演のNetflixドラマ『新聞記者』は高評価を受けました。しかし、ドラマプロデューサーなどに対し森友問題で自死した近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻雅子さんらが不信感を募らせたことで、ドラマ評価は吹き飛んでしまった。米倉の代表作にはなりませんでした」

 そう語るのはドラマ関係者。

「3年前、27年間所属した『オスカープロモーション』から独立した米倉ですが、体調不良で災難続きでした。それだけに、エンジェルフライトが大ヒットするかどうかが注目されているのです」(ドラマ関係者)

 米倉は2020年3月にオスカープロを退社。同4月に新事務所を設立したが、19年に難病の低髄液圧症候群を発症していたことが明らかになった。22年9月には、米倉主演のミュージカル公演「CHICAGO」の米国ブロードウェーと日本公演が、「急性腰痛症及び仙腸関節障害による運動機能障害」でドクターストップがかかって中止となった。

「米倉は楽天モバイルをはじめ数社のCMに出演しています。だが、公演中止による金銭的な問題も出てきて事務所経営は厳しい。ネットフリックスもアマゾンドラマもギャラは高額ですが、ネット配信は地上波と違って誰でも見られるわけではない。やはりドクターXのような地上波の連続ドラマがほしいところです」(大手プロ・マネジャー)

〝ドクターX〟は、米倉自身が「イメージが定着するから」と続編を固辞しながらも、第7シリーズまで放送されている。

「ドクターXの企画はオスカープロです。そのため、独立したことで6シリーズで終わると思ったのですが、21年10月期に第7シリーズが放送された。新事務所にテレ朝とのパイプを持つマネジャーが移籍したからです」(前出・ドラマ関係者)

 昨年は、10月のドラマ枠にドクターXの脚本を担当していた中園ミホさんの脚本で中井貴一・岡田将生W主演で男性看護師を描いた「ザ・トラベルナース」が放送された。平均視聴率は12・1%と好調な数字。しかし、ドクターXの第7シリーズの16・5%には及ばなかった。

「テレ朝は15%以上の視聴率がほしい。となると、ドクターXしかないでしょう。それに共演の西田敏行や岸部一徳は高齢で、元気なうちに撮りたいとの思いも製作側にはある。テレ朝サイドは企画をオスカーに打診しているようです。また、米倉サイドにも親しいプロデューサーが口説いているそうです」(同)

 大手広告代理店関係者は、「事務所経営を維持するためにも続編を引き受けるのでは」と期待する。

 ファンからもドクターXの続編を望む声は強い。米倉の決断に期待したい。

(本多圭)

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