「デイリー新潮」(8月24日配信)に性加害が報じられた俳優の香川照之(56)。香川は事実関係を認め、自身がMCを務めるTBS系の情報番組「THE TIME,」で謝罪し、司会降板となった。
「ネット上では〝香川に対する訴訟ではない〟〝訴訟は取り下げられている〟などと擁護論も飛び交っていますが、違和感を感じます。香川は日本を代表する名優。悪質な性加害、女性蔑視行為は許されることではありません」(大手プロ役員)
記事によると、香川は2019年7月に東京・銀座8丁目のクラブでホステスの女性にキスをする、胸部を触るなど性加害に及び、女性はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ったという。香川の異常セクハラを止められなかったとして、被害女性はクラブママに損害賠償を求めて提訴。その後、訴訟自体が取り下げられたと報じられた。
「夜の銀座では古くからトラブルはありますが、香川のようなホステスのブラジャーを剥ぎ取って、数人で弄(もてあ)ぶという行為は極めて悪質です」(銀座8丁目のクラブオーナー)
今のところ、香川が出演しているテレビ朝日系のドラマ「六本木クラス」は出演続行。16年から〝カマキリ先生〟として、NHKEテレの教養番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」にも出演しているが目下、NHKは番組継続を明言していない。
「CMスポンサーは降板に向け次々に動くでしょう。香川が編集長として出演する自社メディア『トヨタイムズ』のトヨタ自動車はテレビCMの放送見合わせを明らかにした。契約は年内までですが、更新しない方針です」(広告代理店関係者)
世界のトヨタだけに不買運動なども考慮したのではないか。
「香川側の思惑とは別に、世論は甘くありません。トヨタの動きに合わせて、芸能界全体が〝香川封じ〟の雪崩現象となる可能性もあります」(芸能ライター)
香川の俳優人生は〝サバイバル〟がかかった岐路を迎えている。
(本多圭)