2年前にパワハラ問題で所属の「松竹芸能」を追われたお笑いコンビ「TKO」の木下隆行(50)。その相方・木本武宏(51)の巨額投資トラブルが発覚。投資話を持ちかけられた被害者は芸人仲間だけでなく、一般人にも及んでおり詐欺事件化する可能性が出てきた。
「発覚段階で木本は松竹芸能を退社しましたが、芸人仲間の平成ノブシコブシ吉村が約5000万円投資。他にも被害者がいる。木本はカネを運用していた男性と連絡がつかないなどと言っていますが、このままでは済みません」(芸能ライター)
木本は数年前からグループでカネを出し合って、仮想通貨などの取引を始めた。そのカネを運用していた男性がいるというが、芸人仲間に「儲かるから」と投資を積極的に勧誘したのは木本本人だ。
「お笑い界の大御所・明石家さんまは、今回のトラブルについて〝木本は木下のカムバックで一生懸命頑張っている最中やのに。詐欺するような子じゃない〟とフォローしています。実は、さんまも以前、板東英二から似たような投資被害に遭っているんです」(吉本興業関係者)
板東といえば、元プロ野球選手からタレントに転身、一時は〝テレビ界の帝王〟と呼ばれた。2012年に個人事務所が約7500万円の申告漏れとうち約5000万円の所得隠しを名古屋国税局から指摘された。手口が悪質だったことから一時、テレビ界から干された。
「板東は引退した島田紳助さんの財テクの指南役だった。さんま以外に当時、板東を父親のように慕っていたタレント・野々村真らからも投資させていた。みんな泣き寝入りです」(演芸ライター)
一方で、木本の投資トラブルは芸人以外に一般人もいるから、仲間内の示談では済まされない。
漫才ブームで一世を風靡(ふうび)した「B&B」の島田洋七は「芸人が芸に精進しないで、目先のカネに目が眩(くら)んだらろくなことにならない」と語る。正論だ!
(本多圭)