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2022年6月19日号
芸能 元相方の詐欺事件逮捕情報に「明石家さんま」の心中は――
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 お笑いタレントの明石家さんま(66)が5月下旬、自身のラジオ番組で「小禄兄さん、生きてはったん!?」という驚きの声を上げた。

 さんまの先輩で、漫才コンビ「B&B」の島田洋七は本誌にこう語った。

「さんまの兄弟子で漫才の相方だった明石家小禄(本名・高橋平明)が、詐欺容疑で逮捕されました。死んだと思っていたら生きていたんや」

 名古屋市在住の小禄(72)は2020年10月、知人男性(50)に「イベントの仕事を受けたが、準備資金が足りない。200万円貸してほしい」などと架空話を持ちかけ、現金200万円を騙(だま)し取った疑いで5月19日、愛知県警に逮捕された。

「小禄は約30年前に吉本興業を退社。その後、東海地方でイベントの司会業などをしていましたが、11年に心筋梗塞で死んだと言われていました。今回、生きていたことが判明し、さんまもびっくりです」(お笑い仲間)

 京都出身の小禄は地元の大学卒業後、露の五郎に弟子入り。その後、笑福亭松之助に再入門。明石家小禄として落語家デビューした。

「さんまは高校3年の時に花月劇場で観た松之助の新作落語に感動し、弟子入り。高座名は〝笑福亭さんま〟。その後、明石家さんまとして再出発したが、売れない時代が続きました」(在阪のテレビ関係者)

 ある日、テレビ局の番組企画で「若手漫才選手権」の出演打診があった。さんまは兄弟子だった小禄とコンビを組んで出演。プロ野球選手の形態模写漫才などを披露した。

「さんまは当時、巨人エースだった小林繁の投球フォームを披露し、これがバカ受け。吉本から本格的に漫才をやらないかと打診されたのですが、ピンでやりたいさんまは断ってコンビを解消した。その後、さんまはタモリ、ビートたけしと並んでお笑いビッグスリーとして君臨するまでになった。コンビ解消の選択は正解でした」(前出のテレビ関係者)

 それにしても、元相方の逮捕劇にさんまの心中、察するに余りある。

(本多圭)

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