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2022年1月23日号
芸能 新作映画の公開のめどが立たず テレビ降板に次ぐピンチ北野武
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〝世界のキタノ〟と呼ばれるビートたけし(北野武)の新作映画「首」(仮題)の公開が危ぶまれている。

「撮影は昨年10月初旬にクランクアップしているんですが、トラブル続きで映画は完成していない。公開のめども立ちません」(映画関係者)

 昨年末、たけしがレギュラーコメンテーターを務めるTBS系の土曜夜の情報報道番組「新・情報7daysニュースキャスター」の3月末での降板が発表された。「(今後は)映画、小説だったり、やりたいことにきちんと時間と精力を注ぎたい」と語った、たけしだが......。

「自身が書き下ろした小説を原作に、戦国エンターテインメント時代劇『首』を昨年にクランクインした」(事務所関係者)

 主演にハリウッド俳優の渡辺謙を予定。制作・配給は角川映画。ネットフリックスが制作費10億円を出し、全世界で配信する予定だった。

「しかし、予定していた渡辺に断られて、メインキャストはたけしと西島秀俊くらい。また、たけしと再婚した事務所役員が現場に口を出したことで、現場との板挟みになったプロデューサーがダウンしたという情報もありました」(撮影所スタッフ)

 8月には、「オフィス北野」から独立した際に行動を共にしてたけしの最後の砦(とりで)と言われたマネジャーが退社するなど、たけしの支援態勢を危惧する声が上がっていた。

「角川映画とも契約を巡って調整がついていない。たけしの事務所のサポートをしているのは、たけしと昵懇(じっこん)の仲のAKB48総合プロデューサー、秋元康の関係者ですが、映画の宣伝から降りてしまったようです」(事務所の事情に詳しい芸能プロモーター)

 撮影は終わったが、編集を含めてもろもろの作業が停滞しているために映画が完成していない。

 3月には、他番組でもたけし降板が噂(うわさ)されている。1月18日に75歳を迎えるたけしにとって、今年は試練の年になりそうだ。

(本多圭)

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