紅白歌合戦の出場歌手が11月19日発表され、俳優としても活躍する北村匠海(たくみ)(24)がボーカルとギターを務める男性4人組「DISH//(ディッシュ)」などの初出場が決まった。一方、男女の切ない別れをテーマにした「ドライフラワー」のヒットで〝当選確実〟とみられていた男性シンガー・ソングライター、優里(ゆうり)(27)が落選し、ファンを落胆させている。
「優里はフジテレビ系の10月期のドラマの主題歌も担当していることから、紅白初出場濃厚と報じられていた」(スポーツ紙記者)
人気と実力を兼ね備えた優里がなぜ紅白に落ちたのか。
内情に詳しい音楽プロダクションのマネジャーは「優里の落選は2月に『文春オンライン』で報じられた〝三股疑惑〟が影響したと言われている」と言う。
報道では、優里と交際した3人のうち1人のアイドルが事務所退所に追い込まれたとされ、その批判が収まっていないことが影響したという。
「紅白の選考基準は、昔は暴力団との黒い交際、今は交際スキャンダルなんです」(前出のマネジャー)
1980年代には演歌の大御所、北島三郎らが暴力団の新年会に出席していたことが発覚後に出場を辞退した。「その後も暴力団組長らとゴルフコンペに参加した歌手らが選ばれなかった」(同)
こうした動きが一段落して、最近は不倫を含む男女交際でトラブルになった歌手らが紅白から排除される動きが強まった。
2014年は初出場が有力視されていたアイドルグループ、乃木坂46が落選。メンバーの不倫と未成年飲酒が原因とされた。翌年は紅白の常連だった人気ロックバンドのギタリストの不倫が写真週刊誌に掲載され、その後に落選している。
年々、モラルが厳しく求められるようになる芸能界。紅白出場にあたり、スキャンダルは命取りになりそうだ。
(本多圭)