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2021年9月26日号
芸能 襲撃事件、腹心マネジャー独立 大丈夫か受難続くビートたけし
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 お笑い界の重鎮、ビートたけし(74)の乗った車が、ツルハシを持った男に、東京都港区のTBSの敷地内で襲われるというショッキングな事件が起きたのは、9月4日午後11時40分ごろ。男は突然車に向かってきて、持っていたツルハシでフロントガラスを割ろうとしたという。

 当初は、たけしが事件の直前にコメンテーターとして出演した同局の情報番組「新・情報7daysニュースキャスター」での発言をめぐるトラブルかともみられた。警視庁は銃刀法違反の容疑で40代の男を逮捕。弟子入りを断られた逆恨みといわれている。

「たけしや運転手にけがはなくて何よりだったが、今年に入って、たけしの周囲でいろんなことが起こっているだけに、真相はわかりません」(元事務所関係者)

 テレビ朝日の「ビートたけしのスポーツ大将」をはじめ、たけしの数々の番組を担当していた同局元取締役で編成制作局長だった男性が今年3月に亡くなった際も、たけしとの「因縁」が取り沙汰された。

「名物番組を協力して作ってきたのに、たけしと男性の関係は悪化していた。男性が『たけしを許さない』と言うのも聞いたことがある」(テレ朝関係者)

 ことの発端は3年前のたけしの独立騒動に遡(さかのぼ)る。「当時、『オフィス北野』の社長だった森昌行氏はテレ朝時代、男性の部下だった。独立をめぐり、たけしが森氏を悪者扱いしたことを、男性は許せなかった」(同)

 今年の2月には北野映画の恩人と言われていた「バンダイナムコアーツ」に対して、著作権侵害をめぐり損害賠償請求を起こすトラブルも発覚した。「たけしは、再婚してから人が変わってしまった。ブレーンだった人間が次々に離れていった」(映画関係者)

 ついに8月末には、独立後もたけしに尽くしてきた、腹心ともいえるマネジャーが退社した。世界のキタノに受難が続く。

(本多圭)

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