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2021年5月30日号
芸能 北野武が2作目の時代劇製作も 緊急事態宣言で撮影は暗礁に?
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〝世界のキタノ〟と呼ばれるビートたけしこと北野武監督(74)が最近、新作映画のクランクインをしていたことが、映画関係者への取材で明らかになった。

「まん延防止期間中に始まったようです。小池百合子東京都知事が『都県境の移動は避けてほしい』と呼びかけるなど、撮影には逆風の時期でしたが......」(映画プロデューサー)

 映画の原作は一昨年、北野が書き下ろした戦国歴史エンターテインメント小説『首』と言われている。2003年に公開された初の時代劇「座頭市」は観客動員数200万人を突破。その年のベネチア国際映画祭の銀獅子賞を受賞しただけに2作目の時代劇は大いに期待されている。

「小説はそれほど話題になりませんでしたが、たけしは映画化に執着している。角川映画のオーナーの角川春樹氏に接近。同意を得て、プロデューサーにはTという人物がついた。昨年の2月には北野映画の製作メンバー『北野組』を集めて、いつでもクランクインできる状態だった」(元事務所関係者)

 昨年4月に予定していたクランクインは、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で延期し、延び延びになっていた。

「その後、コロナ感染者がさらに拡大。感染が落ち着くまでクランクインしないと思われていたんですが、最近になって始動した。コロナ禍で一時は、直木賞を取ろうと執筆業に力を入れていたが最近諦めたようです。選考委員の林真理子さんの悪口を以前散々言っていたので、取れないと思ったのかもしれません」 (たけしの番組スタッフ)

 出演者の一人で北野を尊敬する個性派俳優の寺島進のスケジュールは10月まで押さえられているという。

「ところが、3回目の緊急事態宣言が延長されて、解除の見通しが立たない。10月までとされるクランクアップは至難の業ですよ」(前出の映画プロデューサー)

 新作の行方はいかに。

(本多圭)

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