人は死んだらどうなるのか。死んだ後に〝続き〟はあるのか。意識は?つまるところ、「死後の世界」はあるのか。科学者の中には「死後の世界」があると仮定すれば、説明しやすい不思議な現象を挙げる人がいる。タブー視される研究の最前線を追った。
▼前世は「エディンバラの少年」「ネパールの村長」と語る人たち
▼蘇生した患者の3~4割は臨死体験していた!
▼東日本大震災の被災地で多数の幽霊話が広まったワケ
2011年、『人は死なない ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索』(バジリコ)という本が出版された。筆者は当時、東京大大学院教授にして東大病院の救急部・集中治療部部長だった矢作直樹氏。次のような記述が読者を驚かせた。
〈寿命が来れば肉体は朽ちる、という意味で「人は死ぬ」が、霊魂は生き続ける、という意味で「人は死なない」。私は、そのように考えています〉