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2020年1月26日号
古都鎌倉に続々シェアオフィス 仕事の合間に波乗り、座禅会も
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現在、都市部を中心に続々と誕生しているシェアオフィス。かつてのレンタルオフィスのように一室間借りするスタイルとは異なり、どちらかといえば、フリーランスや個人事業主が気軽に使える共同貸し作業場という印象だ。

おすすめなのが、東京からも近い古都鎌倉のシェアオフィスだ。自然豊かな環境に加えて、和の趣を大切にした日本家屋など、都会とは一線を画す個性派がそろっている。

例えば稲村ガ崎の「Think Space鎌倉」は、古民家を改装したもので、土間や囲炉裏(いろり)付きの部屋がある。僧侶が指導する「座禅会」や「マインドフルネス講座」などの他、本格的な地域活性イベントも豊富で面白い。

同様に、北鎌倉の「ことka ma.」には掘りごたつの個室会議室がある。あじさい寺として有名な明月院も近く、散策するのもいいだろう。中小企業診断士が運営者であることから、起業や経営相談をできるのがうれしい。

また、海まで5分の「Satellite YUIGAHAMA」は、鎌倉では珍しい単発利用が可能。サーフボード置き場や外シャワーも備えているので、作業の合間に波乗りという夢も叶(かな)う。

同じく海近でサーフィンができる「デスティネーション材木座」は、屋上にある海一望のルーフテラスが人気だ。潮風を受けながら皆でアイデアを出しあえば、煩わしい会議も円滑に進むというものだ。

これらのオフィスを利用するには、会員になって月会費を払うというのが基本的。とはいえ、利用頻度や座席の確保などによっては、お手ごろな値段で始めることもできるので、まずは問い合わせをしてみよう。大概、お試しの1DAY利用や事前の見学などができるので安心だ。

東京〜鎌倉といえば、電車で1時間前後。仕事にしろ趣味にしろ、今はやりのリトリート(普段とは違う環境で気分転換や休養・リラックスをすること)要素を取り入れて、質の高い時を過ごしてはいかがだろう。(岩田敬子)

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