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2021年2月14日号
専門医が提言 コロナ禍の徹底花粉症対策3カ条
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わが家が一番危ない! 大反響第19弾

◇くしゃみによるウイルス拡散を防ぐ

 また憂鬱な花粉症のシーズンがやってきた。しかも今年は例年とは異なり、コロナ感染防止策として換気をすれば花粉が舞い込んでくる危険性もあるから厄介だ。コロナ禍での花粉症対策に詳しい、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会理事の大久保公裕教授に対処法を指南していただいた。

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中、花粉症シーズンに突入すると困ったことが起こり得る。マスクや花粉対策メガネは、コロナ予防と花粉対策のどちらにも役立つ。が、コロナ予防で1時間に2回、数分程度、部屋の窓を全開にして換気を行うと、スギ花粉を室内に取り込むことになる。加えて、花粉症のくしゃみの連発やティッシュで鼻水をかむ行為も、コロナ予防の妨げになることがある。

「無症候性コロナの患者さんが、花粉症のくしゃみなどの症状によって、ウイルスを拡散する懸念があるのです」とは、日本医科大大学院医学研究科頭頸(けい)部感覚器科学分野の大久保公裕(きみひろ)教授。長年、花粉症などアレルギー疾患の診療・研究を手掛け、現在、日本耳鼻咽喉(いんこう)科免疫アレルギー学会理事として、コロナ禍での花粉症対策に尽力している。

「もともと花粉症はアレルギーの病気で、他人にうつすことはありません。つまり、個人的な病気の意味合いが強かった。しかし、コロナ禍では、花粉症の症状がウイルスを他人にうつすリスクがあり、社会的な影響を与える病気になったのです」(大久保教授)

 かつては、花粉症のシーズンにくしゃみや鼻水が出ても、「単なるアレルギー」で許された。しかし、コロナ禍ではそうはいかない。外食時などマスクを外しているときに、花粉症のくしゃみをすることも、鼻をかんだティッシュを捨てるときにも、他人へのコロナ予防を意識しなければならないのだ。

「今シーズンの花粉症対策は『症状ゼロレベル作戦』をお勧めします。薬や予防対策で症状をしっかり抑えることが、例年以上に求められます」(同)

「症状ゼロレベル作戦」のポイントは、①薬の適切な使用 ②花粉対策グッズの活用 また、③換気のようなコロナと相反する予防対策では両方を防ぐ工夫も欠かせない。

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