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2021年1月 3日号
荻原博子 家計を豊かにする「いろはかるた」
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胸が詰まることが多かった2020年もそろそろ終わる。新年を迎えるに当たり、前向きに考える契機にしたい。家計を守り、蓄えを増やすにはどうすればいいのか。経済ジャーナリストの荻原博子氏が方策を盛り込んだ「2021年家計かるた」をお届けする。

◇い 1年の始まりは夫婦で家計を見直そう

猛威が増す新型コロナウイルスのせいで、生活が大変になった家庭も多いことでしょう。給料やボーナスが減り、職を失う事態に備えて家計を見直し、支出を削り、貯蓄を少しでも増やしましょう。

そのためには、家計の状況を把握しましょう。夫婦が一緒に家計を把握するのが鉄則。一緒に把握すれば共通の問題意識を持ち、協力できるからです。

◇ろ ローンがあるなら少しでも減らす

少しでもお金に余裕があるなら、まずローンの返済額を増やすことです。

住宅ローンを70歳に完済する予定にしている人が多いと思いますが、年金生活が始まってから返済するのは大変です。

だからといって、退職金で一括返済すると蓄えが減ってしまい、老後の暮らしが不安になります。ですから早めに繰り上げ返済し、遅くても65歳までに完済しましょう。

もちろんカードローンを契約するのは論外です。今のような低金利の時でも、年10%以上もの高い金利がつくからです。

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