サンデー毎日

国際
News Navi
2022年8月21日号
米国 「もし今日が大統領選だったら」トランプ氏が勝つという結果に
loading...

 6月のインフレ率が9・1%に達した米国で、バイデン大統領(79)の支持率が低迷している。ロイターが8月3日に公表した仏世論調査大手イプソスとの合同世論調査の結果によれば、支持率は前回調査からわずかに改善した38%だった。

「もし今日が2024年大統領選の投票日で、共和党候補はトランプ前大統領、民主党候補はバイデン大統領だとしたら、誰に投票しますか」

 ハーバード大米政治研究センターが8月3日に発表した世論調査の結果によると、トランプ氏(76)を選んだ人は45%、バイデン氏は41%だった。「バイデン大統領は2期目を目指して出馬すべきか出馬すべきでないか」と聞いた設問では、69%が「出馬すべきでない」を選んだ。トランプ氏については59%が「出馬すべきでない」を選んだ。

 バイデン氏が出馬しない場合、ハリス副大統領(57)が民主党の大統領候補に選ばれる可能性がある。トランプ氏とハリス氏が大統領選を争った場合の投票先は「トランプ氏」が47%で「ハリス氏」の40%を上回った。正副大統領のどちらもトランプ氏に勝てないという結果なのだ。

 ただ、フロリダ州のデサンティス知事(43)が共和党候補、ハリス氏が民主党候補だった場合の投票先は、「デサンティス氏」が40%、「ハリス氏」が41%だった。

 米スポーツ賭博運営会社のドラフトキングスは7月13日、カナダ・オンタリオ州の会員向けに次期大統領を予測する賭けを始めた(米国に住む人は参加できない)。同社の発表によれば、オッズが低い順に①トランプ氏②デサンティス氏③バイデン氏④ハリス氏⑤ペンス前副大統領(63)――だった。

 バイデン、ハリス両氏の不人気が顕著な結果だ。

(土方細秩子)

うさぎとマツコの人生相談
週刊エコノミストOnline
Newsがわかる
政治・社会
くらし・健康
国際
スポーツ・芸能
対談
コラム