サンデー毎日

コラム
青い空白い雲
2023年1月15日号
疑惑のコロナワクチン「追加接種」を12月14日にした理由
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牧太郎の青い空白い雲/889

 新年おめでとう! とは言ったものの、なんとなく「不安」である。

 というのも、誰を信じてよいのか? それが分からず悩んでいる。

 最たるものが新型コロナワクチン。2021年6月17日、千葉県市川市のクリニックで、初めてファイザー社の「mRNAワクチン」を打ってもらった。2回目は同7月12日、同じクリニック。

 2回続けて接種すれば「感染予防効果」が生まれる!という説明だった。その頃は「接種希望者」が多すぎて、順番がやってくるのに1カ月ぐらいかかった。

 ワクチンを打ったからコレで一安心!と思ったが......。「打ったけど感染した」というケースを何度か聞かされ、幾分不安になった。

 ファイザー社の元副社長が「自社のワクチンの動物実験の際、動物が死亡したこと」を明らかにしたのもこの頃。ノーベル医学生理学賞の受賞で知られるウイルス学の権威の某博士が「ワクチンを接種した人は長く生きられない」と言った!という話も聞かされた。

 大丈夫なのか?

 半年経(た)った。3回目をどうするか?悩んだ。「ワクチンを打っても感染するけど、症状が軽くて済む」という意見を尊重、22年2月6日、3回目を打った。

 当時、先行接種が進んだイスラエルで、感染者・重症者・死者数が急激に増加している!という怪情報もあったが......。政府は「ワクチン接種が日本を救う」ようなテレビCMを流していた。「お上」の言い分を信じるしかない。

 同じく8月3日の4回目は、政府のCMが功を奏したのか、医療機関はどこもいっぱい。市川市役所で打ってもらった。市川市の場合、多くの高齢者がワクチン容認派だった。

 はっきり言えば、4回で「ワクチン騒ぎ」は終わると思った。ところが、突如「追加接種」の話が出てきた。「追加」しなければ効果がない!というのだ。しかも接種後、わけもなく急死した「ウクチン死亡疑い例」が2000件近く報告されていることも分かった。

「追加接種」は止(や)めよう!と思った。ワクチンのリスクは間違いなく存在する。にもかかわらず12月14日、市川市役所で「追加」を打ってしまった。

 理由は? 多くの医療従事者が「自ら感染」を覚悟して、寝ずに頑張っている。それなのに、自分だけワクチンのリスクから逃れていいのか? 男らしくない!

 元禄15年12月14日、忠臣蔵の「赤穂四十七士」は本所・吉良邸へ討ち入りした。江戸っ子の当方、それに倣い「5回目は12月14日」に決行した。

 コロナ、物価高、大増税......。誰を信じていいのか分からない23年。当方の言い分も、かなりいい加減だが......。今年も、よろしく!

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