サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2022年4月10日号
就活中に知ってたら入社してなかった...=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/739

 先日、ブラック校則が廃止されているというネットニュースを読みました。時は令和。昭和にできたブラック校則は、陳腐です。となると、社則はどうでしょう? 今週は「あなたの会社のブラック社則」を聞いてみました。

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「コロナになって、バレンタインとホワイトデーは廃止になりました。『どうしてもしたい場合は個人的にどうぞ』と記されていて、なんだかおかしかったです」(コンピューター・26歳)

「本社に限り、社内恋愛禁止。男性社員は新人の頃は地方に飛ばされることが多くて、本社に戻ってくるときは彼女持ちか妻、妻子持ちのケース多数。よって、本社には独身のバリキャリワーキングウーマンが増加中です(理由はそれだけではないかもしれないけれど)」(リース・26歳)

「犬や猫などのペットが死んだ場合、1日だけ忌引が認められます。が、ハムスターはどうなのか、インコはどうなのか、フェレットはどうなのか、で揉(も)めていました。結果、小動物は認められなかった模様です」(IT・25歳)

「男女共に、夏場、タンクトップで仕事は禁止。私が知る限り、そうしたファッションの社員はいませんが(失笑)」(商社・27歳)

「コロナになって、お客様との飲食完全禁止が言い渡されました。営業飲みもダメなのですが、弊社社員がお客様にコロナを感染させる可能性が大(まったく信用されていない私たち)だから、とのこと。コロナ以前にお客さんのお店でベロンベロンになっていた日々が懐かしいです」(飲料水・27歳)

「営業職の社員はゴルフができるようにする。できる努力をしない場合は、強制的にやらせる。また、麻雀(マージャン)を覚えるとその段階で5000円もらえます(ゴルフは無料なのに)」(広告・23歳)

「クルマ出勤禁止。コロナになって、感染防止のためにクルマで出勤したい社員もいたのですが、禁止です。とはいえ、コロナ禍の出勤時には規則破り続出でした」(コンサル・28歳)

「社内での香水禁止。これは、数年前におじさんが加齢臭を消すためにベタベタとコロンをつけて、夏場に気持ちが悪くなる社員が複数いたために加わったらしい規則です。香水マナーを心得ている女子たちは、とばっちりをうけました」(薬品・27歳)

「ネイル禁止、ピアス禁止、赤い口紅禁止。ここは高校かっ!と思いました」(都市銀行・25歳)

「取引先の方との恋愛禁止。先輩は『隠れてならいいのよ』と言いますが、そんなことが社則なんて! 聞けば、一時期、取引先との恋愛があまりに激しく、年に何人も寿退社か引き抜きされた苦い経験があったらしいです」(人材派遣・24歳)

「SNSで会社や同僚・上司の悪口を言ってはいけない。この投稿もNGかも?」(食品・24歳)

「会社の手帳には『会社のスローガンを週に1度は音唱しましょう』と書かれていますが、音唱している人を見たことがありません」(自動車・23歳)

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 社則のある会社は37%でした。

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