サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2021年9月26日号
イキイキ元気おばあちゃん、ジワジワ増殖傾向!=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/712

 猛暑もオリパラも終わり、コロナだけが残る秋ですが、来る9月20日は「敬老の日」。最近は年配女性に憧れるOLも増えています。今週は「どんなおばあちゃんになりたい?」を聞いてみました。

   ◇   ◇   ◇

「『おばあちゃん』だけど、『おばあちゃん』とは呼びかけにくいおばあちゃんになりたいです。たとえば、岸惠子さんとかオノ・ヨーコさんとかダイアン・キートンとか、そっちの方向性で」(アパレル・32歳)

「笑顔が張り付いて、いつでも笑っているように見えるおばあちゃんになりたいです。周りの人が幸せになるような。笑顔に吸い込まれるみたいな」(商社・27歳)

「いまは色合いを抑えたシックな装いが好みですが、おばあちゃんになったらカラフルになりたいです。アイメークばっちり、お洋服も原色のみ!」(通信・26歳)

「泳ぐおばあちゃんになります!80代になっても、バタフライで200㍍楽勝、みたいな。『泳ぐ姿を見ていたら、20代と思った。プールサイドでは40代かぁ』と思われるのが夢」(IT・28歳)

「口うるさいおばあちゃんになりたいです。いまは新人で、なんでもかんでも頷(うなず)くばかり。はいはいとなんでも受け入れているので。きっと私のOL人生はこんな感じなんだろうなぁと想像したら、おばあちゃんになったら、言いたいことを言う、やりたいことをやる、気になったことはどんどん発言する、そんなおばあちゃんが理想です」(情報処理・23歳)

「レースのカーテンから零(こぼ)れる日の光を見つめながら微笑(ほほえ)むようなおばあちゃんになりたいです(意味不明)」(商社・28歳)

「美味(おい)しい野菜を作れるおばあちゃんが夢。自分たちで食べられる分だけの野菜やお米を作って、できるだけ自給自足したいです」(物流・29歳)

「ファストフードが似合うおばあちゃんになりたいです。学生の頃、マクドナルドやスタバで時折おばあちゃんを見かけて、ファストフードに拒否されている感じの人とそうでない人がいることに気づきました。拒否されていないおばあちゃんが素敵(すてき)だったので」(コンピューター・25歳)

「お金に余裕のあるおばあちゃんになりたいです。孫が来たらきちんとお小遣いをあげられる、ボランティアだけをしていても経済的に豊かに生活できる感じ。そのためには、おいくらくらい必要なんでしょう? 結婚相手の経済力にもよりますよね」(食品・26歳)

「ヨボヨボになるのだけはイヤ。行きたいところに、行きたいときに、ひとりで行けるおばあちゃんでいたいです」(旅行・26歳)

「ロックなおばあちゃん。魂もそうですが、実際にロックを歌っていたいです。その頃はいい塩梅(あんばい)に声がかれているといいな」(外資系金融・26歳)

「恋多きおばあちゃん。70代で40歳くらい下の人と同世代の男性との間で揺れ動く、そんなオンナでいたいです」(薬品・27歳)

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 8割の方が「75歳以上」を想定してお答えくださった模様。素敵なおばあちゃんが増えそうです。

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