サンデー毎日

コラム
それってどうよ
2021年9月12日号
ひと夏の思い出は一生モノなんですよね...=池野佐知子
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OL400人は考える・それってどうよ!?/710

 コロナ禍、学生たちの夏休みは、不要不急の外出禁止、さらには夏休み延長の自治体もあり、2年連続の特殊なものとなりました。生涯を通じて、学生時代の夏休みほど実り多き時間は少ないのに、とても気の毒に感じます。今週は、「私の学生時代の夏休み」。

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「ご近所の家族構成が両親+同じ年代の子どもだったので、午前9時にご近所の子どもが5~8人いろいろな家に集まって、11時まで勉強。その間、いろいろなおうちから差し入れのオヤツがあったり、少し年上の子どもに勉強を教えてもらったり大充実。午後は、みんなでプール! 夏休みの間、ほぼ毎日学校や地域のプールに行っていた記憶の小学生時代です」(人材派遣・23歳)

「夏休み第1日目から伊豆の両親の実家に。ちょうど半分で父方から母方の実家に移り、8月29日に自宅に戻り、残った宿題を両親と片付けるのが、私の小学生のときの夏休みの定番」(薬品・25歳)

「小学生のときはひたすら遊ぶ夏休みでしたが、中高は部活ざんまい。毎日毎日朝からお昼までずっとグラウンドを走っていた印象です(陸上部だったので)。お盆時期だけ休みだった記憶。午後は自由だったはずですが、グラウンドの印象と眩(まぶ)しい太陽しか思いだせない......」(飲料水・27歳)

「中高は割と厳しいミッション系の女子高だったのですが、小学生のときは自由な公立。マニキュアやペディキュアしたり、小学3年生から6年生までは、髪の毛をいろんな色に染めたり、休みだからできるオシャレを満喫していました」(アパレル・25歳)

「高校までアメリカ・サンフランシスコにいたので、夏休みは毎年各種サマースクールに。それがとっても楽しくて、毎年サマースクールで一緒になった男の子に恋してました。思えば学生時代の夏に一生分の恋をしたのかも。いまは恋心も薄く、縁遠いです(涙)」(コンサル・28歳)

「中学までは家族で旅行などに行っていましたが、高校になってからはバイトざんまいの夏。湘南に住んでいるので、ほぼ毎年、海の家でアルバイトをしていました。真っ黒になって、毎日、かき氷作って、店を閉めた後は、バイト仲間と花火したり、夜空を見上げて真剣な話をしたり。高校3年間と大学4年間の計7年。豊かな夏休みでした」(広告・25歳)

「小学生のときは遊びほうけていて、中学のときはバスケに没頭。高校のときは部活にも入っておらず、特にやることがなくてひたすらダラダラしていました。毎日お昼に起きて、ごはん食べて、ゲームして、ごはん食べて、YouTube見て、また昼まで寝る。2学期が始まると真人間に戻れたのですが、毎年夏休みに3キロ太っていました」(旅行・24歳)

「大学1年生の初夏にはじめてのカレが出来て、その年の夏休みはカレ一色。『女友達と沖縄行ってくる』と親に噓(うそ)ついて、カレとハワイに行ったりしていました。懐かしい夏」(商社・25歳)

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 こんな楽しい夏が訪れるのは来年? 再来年でしょうか......。

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