息子がいよいよ小学校卒業。地元の私立中学受験を勧めるかあさんだが、ハードルは高く、家族は臨戦態勢に。一方、息子に反抗期の芽生えも。いろいろ気をもむかあさんと子供たちの騒動を描く本編。シリーズ最長ページの描き下ろし、ネパール取材の「神を見に行く」収録。西原理恵子憧れの地ネパールを子供たちと初訪問。世界有数のパワースポット、世界遺産ボウダナートなど仏教の聖地でサイバラは大興奮、果たして悟りは開けたか?
※書名サブタイトルの「マニ車」は、回すと功徳があるチベット仏教などの宗教用具です。
著者について
漫画家。1964年、高知県出身。武蔵野美術大学卒。1988年『週刊ヤングサンデー』の連載『ちくろ幼稚園』でメジャーデビュー。『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞(1997)、『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭賞(2004)、『上京ものがたり』『毎日かあさん』で第9回手塚治虫文化賞短編賞(2005)、『毎日かあさん』で第40回日本漫画家協会賞参議院議長賞(2011)を受賞。「VOGUE JAPAN Women of the Year2010」、第6回ベストマザー賞(2013)受賞。おもな著作に『まあじゃんほうろうき』『怒濤の虫』『ぼくんち』『サイバラ茸』『上京ものがたり』『女の子ものがたり』『営業ものがたり』『いけちゃんとぼく』『パーマネント野ばら』など。ほかにも『恨ミシュラン』(共著)、『できるかな』シリーズ、『西原理恵子の人生画力対決』シリーズ、エッセイに『スナックさいばら』シリーズや『生きる悪知恵』『洗えば使える 泥名言』『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』など多数。