なぜ彼は、今も闘い続けるのか?
1966年、カメラとマイクを武器に、
時代に殴り込んだ若き日の田原総一朗。
35歳で世に問うた初の単著、待望の復刊!
「ゆきゆきて、神軍」の原一男監督との対談を収録。
田原総一朗の原点は、1960年代~1970年代、「東京12チャンネル」(現・テレビ東京)でディレクターとして格闘した日々にある。
高度経済成長と学生運動が激突し、「時代の狂気」が渦巻いていた当時、田原は権力を恐れず、タブーに踏み込み、意表を突く演出でテレビの限界に挑み続けた。
「狂気」への執着、命がけで相手と対峙する姿勢、そして何ものにも媚びない獰猛な生命力――。そこには、半世紀以上を経た今なお変わらない、田原総一朗の原型がある。
35歳の田原総一朗は、何を見つめ、何と闘っていたのか。
その剥き出しの精神は、半世紀以上を経た今も、消えることなく田原総一朗を突き動かしている。本書は、その原点を刻んだ一冊である。
「わたしがこの本をまとめようとしたのは、書くことで一度、〈映像化〉ということをつっぱなし、のめり込みすぎて見逃したり、あるいは故意に目をそらしたりしてきた事柄をできるかぎり執拗に見つめ直し、わたし自身を問い直し、再び歩き出すための起爆剤にしたいと考えたからである」(「おわりに」より)
目次
復刊によせて
はじめに
Ⅰ 青春との出会い 彼女の内なる狂気へ
Ⅱ 狂気のレッスン 〝怒れる〟を演技するタレントたち
Ⅲ 新宿ラリパッパ この華やかな騒乱ごっこの主役たち
Ⅳ 少年院優等生 彼らの狂気は生きのび得るか
Ⅴ 狂気を失った青春たち いまあなたが一番殺したいヤツは?
おわりに
復刊記念対談 田原総一朗を語る――表現者の原点と現在
田原総一朗×原一男(映画監督)
著者について
1934(昭和9)年、滋賀県生まれ。ジャーナリスト。1960年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。1963年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に開局の準備段階から入社。1977年、フリーに。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。早稲田大学特命教授と「大隈塾」塾頭を務めた(2017年3月まで)。「朝まで生テレビ!」(1987年4月から2024年9月までテレビ朝日系/2024年10月からBS朝日)、「激論! クロスファイア」(2010年4月~2025年10月までBS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。『戦後日本政治の総括』(岩波書店)、『日本人と天皇 昭和天皇までの二千年を追う』(中央公論新社)、『日本の戦争』(小学館) 、『全身ジャーナリスト』 (集英社)、『創価学会』『堂々と老いる』『脱属国論』〈井上達夫氏、伊勢﨑賢治氏との共著〉『公明党に問う この国のゆくえ』『今こそ問う 公明党の覚悟』〈ともに山口那津男氏との共著〉『元気に長生き 自律神経の名医が教える生活習慣』(小林弘幸氏との共著)『老人の知恵』〈養老孟司氏との共著〉(以上、毎日新聞出版)など著書、共著書多数。








