「この世を去っても、私は、言葉となって生き続ける」
2019年9月23日は、金子兜太氏が生きていれば、百歳を迎える日です。
この日、兜太俳句の最終章である、待望の第十五句集『百年』(出版)が刊行され、生誕の地である埼玉県皆野町では「金子兜太百年祭」が開催されます。
句集『百年』の刊行に先立ち、宇多喜代子・高野ムツオ・田中亜美・神野紗希の四氏が、同句集所収の作品を紹介しつつ、晩年の兜太俳句を語ります。
また、俳句を通した社会的活動にも力を注いだ兜太氏について、黒田杏子・マブソン青眼の両氏が語ります。
大串章/俳句とともに
【鼎談】飯田秀實 × 石寒太 × 井上康明
◆特集・金子兜太 生誕百年
句集『百年』より二十句抄と評
宇多喜代子/百年の次へ
高野ムツオ/句集『百年』の本当の重さ
田中亜美/仰ぎゆく花―金子兜太句集『百年』を編んで
神野紗希/朝の光、朝の人
最晩年の兜太を語る ー 俳人として、思想家として
黒田杏子×マブソン青眼
◆シリーズ「季語を考える」⑥
黒川悦子/季語はツール
鶴岡加苗 /現象と言葉の両面から
中岡毅雄/季語はルールであるー虚子の目を通して
◆夏井いつき/発掘 忌日季語辞典⑦
貞奴忌/アベベ・ビキラ忌・入選句発表!
【新作俳句】
友岡子郷・大木あまり・中村和弘
嶋田一歩・澤井洋子・角谷昌子・橋本喜夫・中田剛
高倉和子・橋本直・宮本佳世乃・杉田菜穂・堀切克洋
【かけ出し俳人のための心得教室】⑦「作句への取り組み方」
藺草慶子/鑑賞から作句へ
渡辺誠一郎/青邨・鬼房の俳句、そしてジェンダーレスなどの動きから
鳥居真里子/ことばを音の調べにのせて
明隅礼子/コラム 子どもの言葉
【カラー連載】
中村琢磨/太陽のうた
伊藤伊那男/一句一菜⑦(10月、11月、12月、旬のレシピ)
石田郷子/山里暮らし⑦「山里の祭」
【大好評連載】
宇多喜代子/移りゆく日本の暮らし⑦「蛇籠のこと」
髙柳克弘のよくわかる名句鑑賞⑦
星野高士の添削塾 ⑦
【カラー歳時記】
暮らしの歳時記365日(10月、11月、12月)
【ニュース:あるふぁウオッチ】
金子兜太生誕百年を迎え、句集『百年』刊行ほか
橋本シャーン氏、逝く
俳句界ニュース
インフォメーション/金子兜太百年祭ほか
【あるふぁ俳壇 入選作品発表】
池田澄子・井上弘美・小川軽舟・高野ムツオ、選
『俳句必携1000句を楽しむ』/宮坂静生著/評・高田正子、ほか