愉快痛快娯楽バナシで、泣き笑い一年を総決算したコラム集!
〈終の棲み家〉へ引っ越し難航、断捨離中断、限界猛暑......まったくもって何が何だか。「トンネル抜けたら、一気に青空と光の街」――そんなイメージをかきたてながら、今日もほがらかに。自筆イラスト&自作句つき世俗観察コラム集です!
目次
Ⅰ 徒然雑記帳
不屈の人/群衆雪崩/貧乏おばちゃん/映画ベストテン/ルフィとミツハシ/大相撲は今/懐かしのGS/寒い国のラーゲリ/まんまと花粉症/イギリス版『生きる』/けなげなロバ/「色」と「形」/無理心中?/ジュリーがいた/アノニマスって/妖しい絵/父のトラウマ/人生の相棒/「~ですし」/がんばれ、バスケ!/終の棲み家?……ほか
Ⅱ シネマ・コラム
1 オヤジ顔のハティツェ 女装の男娼役/ブタってかわいい/意外なスパイの実話/歴史的強盗事件/年差26歳、男と女の物語…… 2 「赤いやつ」の正体 夫からの爆弾発言/83歳のスパイ、老人ホームに侵入/幽霊と奇妙な三角関係/知床の雪山に現れた「赤いやつ」…… 3 翼が生えたら 私の人生はいつ始める?/ダンスで大金を稼げ/田中裕子の演技さすが/ロックなお姫様……
著者について
なかの みどり/早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て文筆業に。1985年より『サンデー毎日』誌上で連載コラムの執筆を開始、現在に至る。著書に『いつか見た青空は』『まさかの日々』『小津ごのみ』『この世は落語』『いちまき ある家老の娘の物語』『コラムニストになりたかった』など多数。