■特集 学会報告■
68 第65回日本リウマチ学会リポート
■世界の医学誌から■
73 関節リウマチ患者の低用量ステロイド投与 用量依存的に重篤感染症のリスクに――AIM
山岡 邦宏 北里大学医学部膠原病・感染内科学主任教授
74 ウコン抽出物は関節水腫を伴う変形性膝関節症の疼痛緩和に有用――AIM
沢田 哲治 東京医科大学病院リウマチ・膠原病内科教授
75 将来のSARS-CoV-2ワクチン接種に対する態度
3割が受け入れるかどうか確信持てず――AIM
山岸 由佳 愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授(特任)
76 COVID-19による入院後の死亡の危険因子 年齢や複数の併存疾患――AIM
小倉 翔/荒岡秀樹(部長)虎の門病院臨床感染症科
77 発症時刻不明の脳梗塞 画像診断によるアルテプラーゼ
静注療法で90日後の予後良好が有意に高い――Lancet
秋山 武紀 慶應義塾大学医学部脳神経外科専任講師
78 脳梗塞急性期には t-PA投与なしの機械的血栓回収療法が患者の転帰を良好にする可能性―― JAMA
木村 和美 日本医科大学大学院医学研究科神経内科分野大学院教授
79 ω -3カルボン酸は 高リスク患者の心血管イベントを減少させず―― JAMA
原 眞純 帝京大学医学部附属溝口病院・病院長、第四内科学講座主任教授
80 新しい作用機序の強心薬オメカムチブメカルビル
心不全症状の改善は認められず――NEJM
佐野 元昭 慶應義塾大学医学部循環器内科准教授
81 家庭血圧のオンライン管理 降圧治療における費用対効果に優れる――BMJ
石光 俊彦 獨協医科大学腎臓・高血圧内科教授
82 非糖尿病高血圧患者15万人のコホート研究 英国
ガイドラインの裏付けとなるデータは得られず――BMJ
平和 伸仁 横浜市立大学附属市民総合医療センター腎臓・高血圧内科部長
83 一般集団で全死亡率が最も低くなるLDL-C値は約140 mg/dL デンマークの前向きコホート――BMJ
平田 健一 神戸大学大学院医学研究科循環器内科学分野教授
84 中高年肥満症での減量・代謝改善手術 がん死や心血管死を減らす可能性――AIM
山内 敏正(教授)/庄嶋 伸浩(特任准教授) 東京大学医学部附属病院糖尿病・代謝内科
85 再発・治療抵抗性ALLに対する同種CAR-T細胞療法の第1相試験 実現可能性を示す――Lancet
金 裕花/森 鉄也 聖マリアンナ医科大学病院小児科
86 脳性麻痺患者におけるエクソーム解析の分子遺伝学的診断率―― JAMA
武内 俊樹 慶應義塾大学医学部小児科専任講師
87 トリプルネガティブ進行乳がんへのペムブロリズマブの上乗せ 有意にPFS延長――Lancet
川端 英孝 虎の門病院乳腺内分泌外科部長
88 術後低用量カペシタビン内服 トリプルネガティブ 乳がん予後を改善する可能性―― JAMA
三階 貴史 北里大学医学部乳腺・甲状腺外科学主任教授
89 気温上昇や熱波で早産・死産の頻度が上昇
中所得以下で顕著――BMJ
林田 慎哉 総合母子保健センター愛育病院新生児科部長・副院長
90 標準ブレード型ビデオ喉頭鏡
乳児気管挿管初回成功と合併症軽減に寄与――Lancet
大原 卓哉(助教)/清野 由輩(講師)/山下 拓(教授) 北里大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科
91 米食品医薬品局による処方オピオイド鎮痛薬の承認を支持するエビデンス――AIM
伊原 奈帆(助教)/橋口 さおり(准教授) 慶應義塾大学医学部麻酔学教室
92 深層学習を用いた手法は より高精度に遺伝子バリアントを検出できる―― JAMA
水上 圭二郎(研究員)/桃沢 幸秀(チームリーダー) 理化学研究所生命医科学研究センター基盤技術開発研究チーム
93 診療ガイドラインなどは 利益相反の影響を受けている―― BMJ
三浦 公嗣 慶應義塾大学病院臨床研究推進センター教授
94 外科医の誕生日には 手術の質が下がる可能性あり――BMJ
尾原 秀明 慶應義塾大学医学部外科准教授
■連載■
67 巻頭言
糖尿病治療 食事・運動・薬物に手術が加わり四本柱に
門脇孝編集委員
95 日本医師会便り
従来の支援から漏れる事業もカバー 新型コロナ調整支援事業
猪口雄二副会長
96 薬剤部の窓 Vol.42
COVID-19病棟に担当薬剤師を配置 チーム医療の一員として貢献
国立国際医療研究センター病院 寺門浩之薬剤部長
98 医療の法律処方箋 第97回
変異株対策用の「医療ひっ迫」特別措置
井上清成 弁護士