■世界の医学誌から■
●BMJ
青年期の自殺念慮を伴う自傷は学業や就労にも悪影響を与えうる......解説:松本 俊彦 国立精神・神経医療研究センター
●JAMA
難治性てんかんに対する外科治療の明白な発作抑制効果......解説:中里 信和 東北大学
●BMJ
3カ月を超えるベンゾジアゼピン服用はアルツハイマー病発症リスク上昇と関連......解説:古和 久朋 神戸大学
●Lancet
パーキンソン病初期治療ではレボドパ温存群より投与群がQOLは良好......解説:吉井 文均 東海大学
●Ann Intern Med
レニン-アンジオテンシン阻害療法は大動脈弁置換術後の死亡率を下げる......解説:川合 明彦 東京高輪病院
●JAMA
大動脈弁置換術を受けた50~69歳の患者の生体弁と機械弁の予後の比較......解説:小野 稔 東京大学
●BMJ
術前敗血症は術後動脈・静脈血栓症のリスクを上げる......解説:重松 宏 国際医療福祉大学/山王メディカルセンター
●NEJM
2型糖尿病に対する降圧の遺産効果は限定的......解説:野田 光彦 国立国際医療研究センター
●Lancet
ダクラタスビル・アスナプレビル併用療法はゲノタイプ1b型C型肝炎に高い著効率を達成......解説:井廻 道夫 新百合ケ丘総合病院
●Ann Intern Med
女性の尿失禁に対する米国内科医学会診療ガイドライン......解説:巴 ひかる 東京女子医科大学
●Lancet
小児期発症難治性ネフローゼ症候群の再発をリツキシマブは有意に抑える......解説:飯島 一誠 神戸大学
●BMJ
HPV尿検査の検出精度は良好......解説:鈴木 光明 自治医科大学
●JAMA
切迫早産例への分娩前硫酸マグネシウム投与と学童期の神経学的予後は関連しない......解説:宮越 敬 慶應義塾大学
●BMJ
英国の抗菌薬の治療失敗率は1991年から2012年の間に12%上昇......解説:上原 由紀/平松 啓一 順天堂大学
■世界の医学誌から■ Flash
●BMJ
健康トーク番組から発信される推奨はエビデンスの信頼性が低い
■The Mainichi Medical Journal Information■
〈World News〉
・地域の食事・運動介入で2型糖尿病の予防を目指す
・HIV感染拡大の阻止に成功、AIDSフリー世代の実現可能性高まる
・米国の医師・大学病院が製薬企業から受け取った金銭は65億ドル
〈Front Page〉 糖尿病薬の心血管安全性 ―米国糖尿病学会の発表から―
〈Special Talk〉 肝線維化の治療と検査法の今後
〈from Palace Side〉 都会の歩道は危険が一杯
〈NIHの実像〉 (4) 国民の健康のため企業の研究も積極支援
〈編集委員が語るこの10年〉 (4) 肺がん診療の10年......土屋 了介 神奈川県立病院機構
〈薬剤部の窓〉 (7) 外来診療にも薬剤師活躍の場を ......増田 智先/渡邊 裕之 九州大学
〈医療の法律処方箋〉 (62) 10月施行の医療事故調査制度 ......井上 清成 弁護士
〈からだの歌こころの歌〉 (49) 看護師 ......松村 由利子 歌人
〈表紙のカルテ〉 黄色い車
〈MMJ10周年〉 日本の医療に参考になる欧米の議論 ......上 昌広 東京大学
〈日本医師会便り〉 医師発案の医療機器開発を支援――羽鳥裕常任理事