■世界の医学誌から■
●JAMA
がん終末期医療の先進国比較 ICU利用多い米、欧州は病院中心......解説:宮下 光令 東北大学
●Lancet
妊娠初期ジカウイルス感染の小頭症リスク 妊婦10,000人あたり95例......解説:持田ガネシュワラン仁司 Boston Children's Hospital
●NEJM
イダルシズマブは ダビガトランの抗凝固作用を迅速に中和する......解説:矢坂 正弘 国立病院機構九州医療センター
●JAMA
百日咳感染後に 小児期てんかんのリスク上昇......解説:大澤 眞木子 東京女子医科大学
●Ann Intern Med
固形腫瘍の化学療法 事前にB型肝炎検査とウイルス薬の投与を......解説:田中 榮司 信州大学
●BMJ
インクレチン関連薬、膵がんリスク上昇認めず SU薬との比較......解説:山田 祐一郎 秋田大学
●Ann Intern Med
過体重と肥満 代謝異常なくても慢性腎臓病リスクを上昇......解説:南学 正臣 東京大学
●Lancet
降圧治療の強化 高リスク患者には利益......解説:木村 健二郎 独立行政法人地域医療機能推進機構
●Ann Intern Med
等浸透圧造影剤イオジキサノール 低浸透圧造影剤より腎症リスクやや低い......解説:土屋 一洋 東京逓信病院
●JAMA
正当性の説明要求や他医師と比較する行動介入 抗菌薬処方の適正化に有効......解説:尾内 一信 川崎医科大学
●BMJ
子宮頸がんリスク 異型腺細胞の発見後15年間も持続......解説:加藤 友康 国立がん研究センター
●Lancet
乾癬性関節炎の炎症コントロール treat-to-targetが有効......解説:山本 俊幸 福島県立医科大学
●BMJ
日本の食事バランスガイド 全死亡と循環器疾患死亡のリスクを低下......解説:武見 ゆかり 女子栄養大学
●NEJM
米国医療過誤の損害賠償請求 特定の医師に集中......解説:加藤 良太朗 板橋中央総合病院・ニューヨーク州弁護士
●JAMA
体外受精時の卵巣刺激 長期追跡でも乳がんリスク上昇との関連なし
●Ann Intern Med
冠動脈疾患疑診例の予後予測 CMRの精度はSPECTを上回る
●Lancet
禁煙薬バレニクリンとブプロピオン 精神疾患のある喫煙者が使用しても安全
●Lancet
抗血小板療法中の急性頭蓋内出血 血小板輸血は推奨できず
■The Mainichi Medical Journal Information■
〈Front Page〉 SGLT2阻害薬 併用療法に注目----第52回欧州糖尿病学会の発表から
〈from Palace Side〉 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標について
〈日本医師会便り〉 高額医薬品 種類や目的別で対応を----中川俊男副会長
〈薬剤部の窓〉 (14) 薬剤師外来で 副作用をフィードバック ......開 浩一 広島市立広島市民病院
〈USA医療事情What's Up! from Boston〉 (5) 止まらぬマリフアナ合法化......大西 睦子
〈医療の法律処方箋〉 (69) 新規診療技術による死亡 ......井上 清成 弁護士
〈からだの歌こころの歌〉 (56) 治る・治す ......松村 由利子 歌人
〈表紙のカルテ〉 瞬間の新世界
〈Information〉 医療の国際展開と貢献目指し 第1回シンポジウム開催 MEJ/東日本大震災被災地の中学生らが職業体験/がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン刊行