毎日新聞日曜版の人気社会派コラム「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化第4弾!
コロナ対策の「やってる感」、政治家たちの欺瞞、テレビ番組や街角で耳にしたちょっとおかしな物言い、振る舞い......。鋭い視点であぶり出した「日常の違和感」を柔らかな筆致で綴る。我慢が当たり前になった昨今、「これって怒ってよかったのか!」と、全方位で気づきを与えてくれる一冊。
目次
●高齢ドライバーの事故の扱い方、過大で短絡的
●「報告されているんです!」 誰から誰に?
●追悼・西郷輝彦さん 自然な握手が格好よかった
●驚愕と戦慄 ウクライナ侵攻、許されぬ暴挙
●ちまたで気になる言葉「ギブス」「ふいんき」
●誤入金報道は扱いすぎ 大問題見えなくする嫉妬心
●キラキラネーム、個性重視の副産物か
●検温、「やっている感」出すセレモニーに
●「適切に対処します」内容は何もない「フィラー」
●商業主義五輪 改善の余地はないのかも
●「支持率に一喜一憂しない」… 国民の声を聞かないってこと?
●議員の世襲、そろそろ終わりにしないか
●配偶者を相方と呼ぶ人たち
●能楽の語り、昔の方が速かった
など
著者について
まつお たかし/1960年、兵庫県生まれ。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。俳優、タレント、ナレーター、コラムニスト、「折り顔」作家など、幅広い分野で活躍。東京・下北沢にあるカレー店「般゜若(パンニャ)」店主。「週刊朝日似顔絵塾」塾長。著書に、『作品集「折り顔」』(古舘プロジェクト)、『ニッポンの違和感』『違和感のススメ』(以上、毎日新聞出版)、『東京くねくね』(東京新聞出版局)ほか。