過去にとらわれず、未来をおそれず生きるには?
不安な時代をどう乗り越えていけばよいか?
科学の心で世界を見渡せば答えがみえてくる。
88歳の物理学者が「人生の謎」にせまる感動講義
自分という存在は、
宇宙のはじまりに繋がっている。
私たちの日常は奇跡のようだ――
第1章 急がなくてもいいのですよ
第2章 心の風景と向き合う
第3章 すべての学びは
第4章 遠い世界から
第5章 老いて老いないということ
第6章 幸せについて考える
特別講義 時間・この不思議なるもの
過去も未来もすべて「今」の中に
佐治晴夫(さじ・はるお)
1935年、東京生まれ。理学博士(理論物理学)。東京大学物性研究所、松下電器東京研究所を経て、玉川大学教授、県立宮城大学教授、鈴鹿短期大学学長を歴任、現在、同短期大学名誉学長、大阪音楽大学大学院客員教授、北海道・美宙(MISORA)天文台台長。量子論的無から宇宙創成にかかわる"ゆらぎ"の理論研究で知られる。宇宙研究の成果を平和教育のリベラルアーツと位置づけた講義を全国的に展開している。日本文藝家協会所属。代表的著書として、『14歳からの数学』、『14歳のための宇宙授業』、『マンガで読む14歳のための現代物理学と般若心経』、『男性復活』(以上春秋社)、『詩人のための宇宙授業』(JULA出版局)、『この星で生きる理由~過去は新しく、未来はなつかしく』(KTC中央出版)、『宇宙のカケラ 物理学者、般若心経を語る』(毎日新聞出版)など、88冊を超える。