書籍

随筆・エッセー
イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語
著者  頭木 弘樹
発売日:2024年4月 2日
ISBN:978-4-620-32803-4
判型:四六判
頁数:272頁
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書影:イライラ文学館 不安や怒りで爆発しそうなときのための9つの物語
定価:1980円(税込)
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イライラしたときには、イライラした物語を。物語によるアンガーマネジメントが誕生!

最近、イライラしませんか? そんなときこそ、イライラした物語を。本書は小説からエッセイ、マンガまで、古今東西の〈イライラ文学〉を集めたアンソロジーです。「イライラしたときには、イライラ文学館を訪れて、イライラ文学にふれて、イライラに共感することで、イライラを相殺してもらいたい」(イライラ文学館館長より)。筒井康隆や内田百閒、チェーホフ等、バラエティ豊かな9つの物語が楽しめる、読むアンガーマネジメント。ぜひお試しあれ。

目次

◎筒井康隆「心臓に悪い」                                         ◎志賀直哉「剃刀」                                              ◎アントン・チェーホフ「ねむい」                                     ◎ル・クレジオ「ボーモンがはじめてその痛みを経験した日」                            ◎谷崎潤一郎「病褥の幻想」                                        ◎内田百閒「搔痒記」                                           ◎ソ・ユミ「当面人間――しばらくの間、人間です」                              ◎土田よしこ「わけもなく楽しくて...!?の巻」「ムシムシイライラの巻」(『ツル姫じゃ~っ!』より

あとがきと作品解説

著者について

頭木 弘樹

かしらぎ ひろき/文学紹介者。筑波大学卒業。
大学三年の二十歳のときに難病になり、十三年間の闘病生活を送る。
編訳書に『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)、『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ 文豪の名言対決』(飛鳥新社/草思社文庫)、『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)。
著書に『絶望読書』(飛鳥新社/河出文庫)、『カフカはなぜ自殺しなかったのか?』(春秋社)『自分疲れ ココロとカラダのあいだ』(創元社)。
選者を務めたアンソロジーに『絶望図書館』『トラウマ文学館』『うんこ文学』(いずれもちくま文庫)、『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』(河出書房新社)、『ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語』(毎日新聞出版)。
ラジオ番組の書籍化に『NHKラジオ深夜便 絶望名言』『絶望名言 2』『絶望名言 文庫版』(飛鳥新社)。
共著に『病と障害と、傍らにあった本。』(里山社)、『366日 文学の名言』(品川亮との共著 三才ブックス)、『当事者対決! 心と体でケンカする』(横道誠との共著、世界思想社)。
落語の本に『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)。
病気の体験を書いた本に『食べるここと出すこと』(医学書院 シリーズ ケアをひらく)がある。
エッセイ集に『口の立つやつが勝つってことでいいのか』(青土社)。
NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーにレギュラー出演中。

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