書籍

ビジネス・経済
電子書籍
東芝 不正会計 底なしの闇
著者  今沢 真
発売日:2016年1月30日
配信日:2016年1月30日
ISBN:978-4-620-32364-0
判型:新書サイズ
頁数:176頁
loading...
書影:東芝 不正会計 底なしの闇
定価:1100円(税込)
電子書籍版定価:1100円(税込)
購入サイト
  • Amazon
  • 楽天ブックス
  • e-hon
書店によっては在庫がない場合があります。
電子購入サイト
  • Amazon Kindleストア
  • 楽天kobo
  • Reader Store
  • Book Live!
  • honto
  • COCORO BOOKS

暴かれる「名門」の正体。「チャレンジ」という魔の言葉で始まった粉飾。歴代トップと監査法人の責任は? 隠蔽された米原発子会社「減損」の意味は......。

リーマン・ショックと福島原発事故が直撃、チャレンジ=利益水増し強要、大リストラ、トップの激しい抗争、米原発子会社ウェスチングハウス1600億円減損、監査法人の節穴監査、赤字額5500億円の衝撃・・・・・・。あなたの会社は大丈夫か?

目次

序 発端

第一章 緊迫の株主総会
1 株価急落 /2 「役員は全員去れ! 」株主の怒りの声/3 「納得できず」株主あきれ顔/4 証券取引等監視委員会への内部告発?

第二章 「チャレンジ」魔の言葉
1 第三者委員会の報告書/2 たった3日で119億円利益水増し/3 過剰なまでの利益至上主義/4 「私は指示していない」田中社長の辞任会見

第三章 第三者委報告書が明かさなかった三つの謎
1 西田、佐々木両氏の激しい対立/2 ウェスチングハウスの経営問題/3 監査法人の責任問題

第四章 迷走をはじめた「室町体制」
1 財務制限条項/2 「消去法社長」室町氏/3 有価証券報告書の提出を再延長/4 2度目の株主総会

第五章 広報に丸投げした歴代社長提訴の説明
1 土曜午後の決算発表/2 苦しみに歪んだ広報担当者の表情/3 役員責任調査委員会の報告書

第六章 ウェスチングハウス1600億円減損の驚きと疑問
1 隠蔽された子会社の減損/2 東証の開示義務違反/3 社外取締役も知らなかった?子会社損失隠し/4 「原発46基受注」東芝バラ色の予測/5 海外では通用しない「二重基準」

第七章 残された困難な課題
1 監査法人の「節穴監査」を厳しく断罪/2 第三者委員会の報告書の「罪」

第八章 赤字額5500億円の衝撃
1 年末の株価急落/2 残されたアキレスけん/3 東芝の再生に向けて

あとがき

著者について

今沢 真

いまざわ まこと/毎日新聞経済プレミア編集長兼論説委員
1983年、毎日新聞社入社。89年経済部。税・財政や日銀、銀行、製造業、流通などを担当。2013年論説委員(税・財政、IT担当)。15年から現職。著書「東芝 不正会計 底なしの闇」がビジネス部門ベストセラーに。ほかに「東芝 終わりなき危機 『名門』没落の代償」、共著に「カリスマ鈴木敏文、突然の落日」(いずれも毎日新聞出版)。16年度城西大非常勤講師。日大経済学部、東洋大法学部でも教壇に立つ。

著者関連書籍