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原発と戦争を推し進める愚かな国、日本
著者  小出 裕章
発売日:2015年9月11日
配信日:2015年10月16日
ISBN:978-4-620-32326-8
判型:四六判
頁数:240頁
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書影:原発と戦争を推し進める愚かな国、日本
定価:1540円(税込)
電子書籍版定価:1540円(税込)
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反骨の原子核工学者、京大退官後、初の書き下ろし
2011年3月11日、東京電力福島第一原子力発電所の事故が発生。大量の放射性物質が環境に放出され始め、その日のうちに原子力緊急事態宣言が発せられた。事故から4年半たった今も、この緊急事態宣言は解除されていない。敷地内からは今も放射性物質が放出し続け、汚染水が増え続け、下請け、孫請け労働者の被曝も続いている。また、10万人を超える人たちの生活が根こそぎ破壊されたままである。復興への道はいまだ遠く、事故は収束していない。
しかし、安倍政権は、そうした状況であることを国民に忘れさせ、経済発展に目を向けさせようと、原発再稼働と原発輸出に躍起になっている。
さらに政府は、戦前の治安維持法の焼き直しである特定秘密保護法制定、武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権を認める安全保障法制の制定と、矢継ぎ早に戦争へのレールを敷いている。
本書は、著者が京都大学原子炉実験所を定年退官して初の書き下ろしとなる。45年にわたり原発の危険性を訴え続けてきた信念の科学者が、原発を推し進める巨大権力に対し、残りの人生を賭けて闘う決意を綴った覚悟の書。
第1章 原子力緊急事態は今も続いている
第2章 福島第一原子力発電所は今、どうなっているか
第3章 日本は原発廃炉の時代に突入した
第4章 不都合な事実を黙殺する日本メディア
第5章 原子力マフィアの復権を許してはいけない
第6章 原発・戦争国家へと突き進む政府の暴走を食い止める

著者について

小出 裕章

こいで ひろあき/1949年、東京生まれ。工学者(原子核工学)。元京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発のウソ』(扶桑社新書)、『原発はいらない』『この国は原発事故から何を学んだのか』『原発ゼロ』(いずれも幻冬舎ルネッサンス新書)、『騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実』(幻冬舎)など多数。2015年3月の定年退官を機に、信州へ移住。

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