宇宙物理学者の思考は∞(無限大)。ご冗談でしょう、須藤さん? と言いたくなるほど、私たちは不思議な世界に生きている。 「物理法則で禁止されない事象は必ず起こる」 をモットーに、注目の宇宙物理学者がこの世の森羅万象を一刀両断。最新宇宙論が笑って学べる、世界の「見方」が変わる物理エッセー。
●この世に偶然は存在しない
●どんな人生も物理法則に従っている
●なぜ人は書店で便意をもよおすのか
●地球外生命は必ず存在する
●重力派天文学がもたらすもの......
数々のテーマを通じて、身のまわりの日常から宇宙の果てまでを貫く「摂理」を探る。笑える「脚注」にも注目ください!
目次
第1章「時空を超えて」
第2章「人生と科学の接点」
第3章「地球を取り巻く宇宙」
第4章「日常にひそむ法則」
第5章「これからの世界」
著者について
すとう やすし/東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年、高知県安芸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、同大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了、理学博士。専門は宇宙物理学、特に宇宙論と太陽系外惑星の理論的および観測的研究。著書に、『一般相対論入門』 『もうひとつの一般相対論入門』 (以上、日本評論社)、『ものの大きさ 自然の階層・宇宙の階層』 『解析力学・量子論』 『人生一般二相対論』(以上、東京大学出版会)、『三日月とクロワッサン』 『主役はダーク』 『宇宙人の見る地球』(以上、毎日新聞出版)などがある。