「多細胞生物はすべて死ぬ」はウソ!?
クラゲ研究の世界的権威が、
全人類が希求する不老不死のメカニズムに迫る。
人類の永遠のテーマとされる「不老不死」。
世界中に不老不死伝説は存在するが、
科学技術が進んだ現在でも、
その夢は実現できていない。
ところが、クラゲの仲間に、
その例外がいることがわかった――。
その名も「ベニクラゲ」。
驚異の能力をもつその生物はどんな生態をしているのか、
不老不死のクラゲの研究は
どのような未来を私たちにもたらすのか。
今、生物界で最も注目を集める
「死なないクラゲ」のすべてがわかる一冊。
目次
はじめに著者について
くぼた しん/1952年愛媛県生まれ。海洋生物学者。愛媛大学理学部卒、北海道大学大学院理学研究科修了。北海道大学理学部助手・講師、京都大学フィールド科学教育研究センター准教授を経て、現在は、自ら設立したベニクラゲ再生生物学体験研究所所長。クラゲをはじめとした刺胞動物門ヒドロ虫綱の系統分類学を専門とする。著書に、『クラゲのふしぎ 海を漂う奇妙な生態』(共著、技術評論社)、『日本クラゲ大図鑑』(共著、平凡社)など。ベニクラゲや各動物門を題材にした楽曲をリリースしており、「ベニクラゲ音頭」などの代表曲がある。